ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

読書感想〈漫画〉『五色の船』『式の前日』

★『五色の船』(近藤ようこ) [内容] 自分自身を見世物として生きる、血の繋がらない異形の家族の不思議な物語。 “文化庁メディア芸術祭・漫画部門大賞”を受賞。 [感想] 病気や生まれながらの障害などで、本当の家族とは暮らせなかった5人。 互いを信頼…

ウシガエルの思い出と、田舎暮らしへの憧れ。

次男が小1の時のこと。隣の家の前で立ち話をしていた奥さん達のすごい 悲鳴が聞こえ、私はすぐに玄関から外に飛び出した。 そこで私の目に飛び込んできたのは、大きなウシガエルの両脇を抱えて、満面 の笑みで歩いてくる次男の姿だった。 ダランと足を伸ばし…

アナと雪の女王に変身

コスプレイベントの報道を、いつも楽しく眺めています。 子供達は何を着ても可愛いけど、大人の場合はたまにイタい人も…^^;。

無理心中は殺人 

今日これを書くにあたり、長姉の気持ちを聞いたところ「もう60年以上も前 の事だから書いてもいいのでは…。」という言葉をもらったので、ブログに記 すことにした。 私が小3の時のことだ。 確か夜中の2時頃だったと思う。突然消防サイレンの音が鳴り響き、…

ガラス絵具で描いたクリスマスツリーとトナカイ

今一つ華やかさが足りなかったので、 ツリーにだけ数種の画材で飾りを描き加えてみました。 でも思った以上に色がのらなくて大変だったので、 こういうやり方は最初で最後にします^^;。

読書感想「『反権力』は正義ですか」(飯田浩司)

[内容] 現役のアナウンサーが、メディアに報道のあり方を問いかけた本。 副題『ラジオニュースの現場から』 [感想] 著者は自ら現場で取材もする、ラジオの人気アナウンサー。 本書で取り上げられているのは、権威や権力との向き合い方、基地と自衛隊・ …

英語の読解力と会話力、選ぶとしたらどちらか。

40代半ばの時、知人女性に1年ほど英会話を習っていた。 生徒は2人だけで、読解力は少しずつ上がってきたが会話の方はゆっくりで なければ、なかなか聞き取れなかった。 それでも私なりに楽しみながら頑張っていたが、一緒に習っていた人が、ご 主人の転勤で…

ガラス絵の具で描いた蝶々たち 

家にある図鑑を参考にして描いたのですが、図鑑のイラスト を見る度にプロは凄いなと思います。 “世界一絵が上手なイラストレーター/漫画家”と呼ばれた キム・ジョンギさんが10月に亡くなりました(享年47才)。 彼の動画を初めて見た時は、圧倒されました。 …

読書感想『世界が驚くニッポンのお坊さん佐々井秀嶺、インドに笑う』  (白石あづさ)

[内容] インドの仏教界でトップとなり、老いてなお人々を導く日本人僧侶の波乱 万丈な人生を、著者が現地で行動を共にしながらレポート。 [感想] 佐々井氏(令和4年現在87歳)は、普通のものさしでは測れない破天荒なお坊 さんだ。インドで仏教の復興と不…

笑いの効用と作り笑いの落とし穴

私はブログにはシリアスな事を書くことが多いが、実生活ではよく笑う方 だと思う。笑う対象は大体、飼猫と動物系のYouTubeそして同居の3男だ。 ヤムチャ(猫)は息子がパソコンに向かうと、わざわざモニターの真ん前に来て 座ってしまうことが多いのだが、そ…

クリスマスキャンドルとヒイラギ(色鉛筆画)

息子達が小さい時に一度、クリスマスプレゼントを 買い忘れるというヘマをやったことがあります。 枕元に慌ててサンタさんからの「遅れてごめんね」の 手紙を置いたけど、全てバレてました(笑)。

読書感想『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン)

[内容] スマホによって若者たちが蝕まれている現状と、その原因・対処法を解説。 [感想] 著者はスウェーデンの精神科医で、本書は世界的ベストセラーとなった。 人間の脳は、狩猟採集民として生きた大昔のまま変わっていない。そのため 急激に普及したSN…

非常時にどこまで他者を気遣えるか

先の大戦の時のこと。外出先で空襲に遭った私の母が、周りの人達と一緒に 防空壕に逃げ込んだら、先に中に入っていた中年女性から「ここはあんたの 場所じゃないから出なさい!」と追い出されそうになったという。 (防空壕は場所によって、入る人が決められ…

コスモス(色鉛筆画)

秋桜(あきざくら)がコスモスと読まれるようになったのは、 さだまさしが山口百恵に作った曲のタイトル「秋桜」を 「コスモス」と読ませたのが始まりだそうです。

読書感想『瓦礫の中から言葉を』(辺見庸)

[内容] 3.11大震災と原発事故を中心に、災害時のメディアの在り方などを考察。 副題『わたしの<死者>へ』 [感想] 著者は宮城県石巻市の出身で、この本を書いた時はウツを患っていたという。 そのせいかは分からないが、以前読んだ著者の「もの食う人々」と…

子供のトラブルで謝罪した後のギクシャク 

たまに子供のトラブルがキッカケで、親同士がギクシャクしたり子供のいじ めが始まったなどという話を聞く。 10年ほど前、知人の小学生になる息子さんがふざけて同級生の手に怪我をさ せてしまった。「幸い骨折には至りませんでしたが…。」という学校からの…

目指すは黒帯!(色鉛筆画)

19歳の時、同僚に誘われて柔道教室に通い始めました。 半年後父に「初段は取りたいなあ。」と言ったところ、 渋い顔で「やめなきゃ勘当する」と言われてビックリ! 当時は洋裁教室と華道教室にも通っていたのだけど、 父は私がこのままでは縁遠くなると心配…

読書感想『世直しトークあれこれ』(美輪明宏)

[内容] スポーツ新聞のコラムをまとめたもので、世の中の出来事について幅広く語 られている。 [感想] 著者は歌手・舞台俳優で、著書も多数。 ここに改めて書く必要がないほど、一般的にはその華やかな出で立ちと、 同性愛者・霊能者としての印象の方が…

銀歯の中が次々と虫歯に

長男が幼稚園の時に集団歯科検診があり、市の『母と子の歯のコンクール』 で5位に入賞した。優勝できなかったのは私のせいで、実はこの時私の奥歯 には、銀の詰め物治療(2本)が施されていた。 その後も私の歯は何年かおきに虫歯になるのだが、キッカケはいつ…

熱々の焼き芋(色鉛筆画)

家の近所に焼き芋屋さんがまわって来た時のこと。 「お~い~も~、い~し~焼き芋~、 早くしないと 行っちゃうよ~。」 財布片手に軽トラを追いかけたけど、私に気付かず 本当に行っちゃいました (笑)。

読書感想『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(岸田奈美)

[内容] ダウン症の弟と車椅子ユーザーの母親、そして今は亡き父親との絆を大切に しながら、自分の夢に邁進し続ける女性のエッセイ。 [感想] 若い身には辛かろうと思うような出来事も、著者の行動力とユーモアのある 文章で、時々涙しながらも最後まで楽…

動物を虐待から守るための専門家チーム 

ペット販売業が登録制になるずっと前のこと。 山裾の1軒家で一人暮らしをしていた中年の女性(Aさん)が、精神疾患の悪化 のため、半ば強制的に入院させられてしまった。 本人は繁殖のプロのつもりでいたらしく、家には7~8匹の犬猫が残されてし まったが、退…

落ち葉と真ん丸ダンゴムシ (色鉛筆画)

昔、水彩画の通信教育を受けたことがあるのですが、 失敗した時のやり直しが難しくて、講座を終了した後 又油絵に戻ってしまいました。 今回久しぶりに水彩絵具に挑戦してみたけど、 あこがれの“にじみ”も“ぼかし”も濁ってしまい、 結局一から色鉛筆で描き直…

読書感想(漫画)『僕のジョバンニ』『スキエンティア』

★漫画『僕のジョバンニ』(穂 積) [内容] チェロを通して親友になった少年達の、並外れた才能故の葛藤と成長の物語。 [感想] 鉄雄はまだ小学生だが、チェロが大好きで才能もあった。 ある日鉄雄の家の近くで客船が沈没し、ハーフの少年郁未が救助された。 …

子供は毒親も自分で選んで生まれてくるの?     

毒親とは、虐待や過干渉・放置などによって子供を傷つけ悪影響を与える親 のこと。毒親にも様々なタイプがあり、いわゆる機能不全家族は外からは分 からないことが多いが、全く人目を気にしない親もいる。 私が結婚して最初に住んだのは会社が借り上げた民間…

二分の一成人式(色鉛筆画)

この絵は孫娘のMが3歳の時の、七五三写真を参考に描き ました。どこか面影のある顔に仕上がり、見つめていると 孫達が小さい時を思い出して、つい顔がほころびます(^^)。 “二分の一成人式”は子供の10歳の節目を祝うために 40年ほど前から学校などで行われる…

(読書感想)『在日ウイグル人が明かすウイグル・ジェノサイド』       (ムカイダイス)

[内容] 日本在住のウイグル人女性が、中国による祖国への蹂躙を告発。 副題『東トルキスタンの真実』 [感想] 著者は千葉大の非常勤講師。 本の帯に「これは人権問題だけではない。虐殺と搾取を伴う植民地支配であ る。」とある。 本書では、ウイグルへの…

実家の家系図を見ながら先祖に想いを馳せる

何年か前に長姉から、父方の家系図のコピーが郵送されてきた。 以前、道外に住む従弟から貰ったものだそうで、私はこの時に初めて先祖が 源氏であることを知った。 「〇〇家の始祖である〇〇は…」で始まる文書を、最初はどことなく他人事 で読んでいたが、自…

海老のパズル(ガラス絵具・色鉛筆画)

何年か前にガラス絵具の練習で描いた海老。 他の練習画と一緒に破棄する予定だったけど、 A4サイズの画用紙にコピーし、色鉛筆で 額縁とパズル模様を描き足してみました。

読書感想『危ない法哲学』(住吉正美)

[内容] 国家や法について、古今の哲学者の考えを紹介しながら実例を挙げて考察。 副題『常識に盾突く思考のレッスン』 [感想] 著者は1961年生まれの女性で、大学法学部の教授。 堅苦しい本ではなく、所々にユーモアが散りばめられていて説明も分かり易い。 …