長男が幼稚園の時に集団歯科検診があり、市の『母と子の歯のコンクール』
で5位に入賞した。優勝できなかったのは私のせいで、実はこの時私の奥歯
には、銀の詰め物治療(2本)が施されていた。
その後も私の歯は何年かおきに虫歯になるのだが、キッカケはいつも“つわり”
だった。私は陣痛が始まる直前迄嘔吐するタチで、特に前半は体重が減って
しまうくらい酷かった。
こんな事では胎児が元気に育たないと心配した私は、夜寝る時に簡単に食べ
られる物を枕元に置いて、眠りに落ちる直前にそれを口に入れるようにした。
しかし、これで虫歯にならないわけが無い。出産の数年後には歯医者通いを
するのがお決まりとなり、私の奥歯はその度に銀の詰め物・被せ物が増えて
いった。(当時、銀以外は保険適用にならなかった。)
それから月日が経ち、今から10年ほど前のこと。
銀歯の下に虫歯が出来、その後数年おきに他の銀歯にも虫歯が発生。病院通
いが続いた。
昨年やっと虫歯の治療が終わり、念の為に他の歯も検査し直したところ
何と!以前詰め物治療をやり直した歯の何本かに、又もや小さな虫歯が出来
ていてミニショック!
歯磨きはちゃんとしているのに何故だろうと思ったら「銀歯の場合、自分の
歯との境目の僅かな隙間に歯垢が付着し、歯周病や虫歯の原因となります。」
と説明された。つまり普通の歯磨きでは駄目で、もっと丁寧に磨くべきだっ
たのだ。
まさかの理由で、今迄どの先生も教えてくれなかったことを嘆き、早めに自分
で調べなかった迂闊さを後悔。今回は治療が終わる迄1年近くかかってしまっ
た。(人気の病院で次の予約まで大体3週間くらい間隔があった)
高齢者が認知症や体が不自由になると、歯のケアや治療が難しくなり、その結
果食事が十分にとれなくなったり、誤えん性肺炎の原因になったりするという。
要介護者の為の“訪問歯科”というのがあるが、まだまだ普及していない状態
なので、高齢者は体が動く内に必要な治療をしておいた方が良さそうだ。
あと、詰め物被せ物に“絶対に良い品”は無いそうなので、呉々も若い時から
予防を大切に。