ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

読書感想〈漫画〉『星守る犬』                〈写真集〉『人形‐この命あるもの』

★『星守る犬』(村上たかし) [内容] 車上生活をしながら、故郷に向かってひたすら車を走らせる男性と、飼犬ハッピー の物語。全2巻の大ヒット作。西田敏行の主演で映画化されている。 [感想] 林道脇の放置車両から、死後1年の男性と死後3カ月の犬の白骨体…

天罰って本当にあるの?

私が中学生の時のこと。知人(Cさん)の葬儀から帰宅した父が、母に「Cさんが、 『俺が死んだらDのところに化けて出てやる。』って言ってたそうだ‐(略)‐Dさ んはこの間から寝込んでるらしく、バチが云々…。」と話していた。 詳細は分からないが、どうやらDさん…

亀の子たわし(色鉛筆画) 

「亀の子束子は、明治40年に誕生。 亀の形に似ていることから、この名前が付けられた。 現在は何か国にも輸出されていて、 2013年にはロングライフデザイン賞を受賞している。」 毎日使っているけど…知りませんでした^^;。

(読書感想)『ウクライナ戦争と米中対立』峯村健司

[内容] 著者と5人の有識者による対談集で、ロシアのウクライナ侵攻と中国による 台湾有事を中心に解説。 『副題』帝国主義に逆襲される世界 [感想] 著者はジャーナリストで、青山学院大学客員教授、日本防衛学会会員。 専門家達による情報と未来予測を読…

患者が病院を変える時 

長男が幼少時のこと。 ある日、長男の白目にゴマ粒のような黒い点があることに気付いた。 その“点”は目玉をキョロキョロさせても移動することは無く、痛がる様子も 無い。すぐに眼科に連れて行ったところ「内臓から来てる症状ですね。」と言わ れ暫く通うこ…

「小犬と造花のインテリアポット」(色鉛筆画)

これも終活の一環で処分する予定だったけど、 その前にと綺麗に洗って画用紙に描いていたら、 (例によって)愛着が湧いてきて、 捨てられなくなってしまいました(笑)。

(読書感想)『障害児3兄弟と父さんと母さんの幸せな20年』  佐々木志穂美

[内容] 障害を持って生まれた息子達の成長と、葛藤の日々を綴ったエッセイ。 [感想] 冒頭に、父親から1歳の長男に宛てた8頁にわたる手紙がある。そこからは 子供が当たり前に持つ機能と可能性を、医者から一つ一つ否定されていった時 のショックがヒシ…

野次馬の心理

私が30代の時のこと。日曜の午後に救急車のサイレンが鳴り響き、驚いて家の 外に飛び出した。真っ先に頭に浮かんだのは、近所の子供の交通事故だった。 しかし救急車は3軒隣の家の前で止まり、少ししてご主人が担架で運ばれて出て きた。休日だったこともあ…

「イカ耳猫」(パステル画)

パステルをパウダー状にして、ティッシュと綿棒で 描きました。(目のふちやヒゲなど、一部ペンを使用) 完成までにかかった時間は、 多分色鉛筆で描いた場合の5分の1くらい。 この方法で、他の生き物にもトライしてみようと 思っています。

読書感想 『ある明治人の記録』 (石光真人編著)

[内容] 明治維新の時に会津藩士たちが受けた、想像を絶する辛苦が綴られている。 副題は『会津人柴五郎の遺書』 [感想] 柴五郎は1859年に会津藩士の5男として生まれ、逆境の中大変な努力を重ねて 陸軍大将にまでなった人物(87歳没)。 本書は第一部『柴五郎の…

性善説・性悪説・サイコパス

昔々、中国で唱えられた「性善説」(孟子)と「性悪説」(荀子)。 どちらも“より良い人間になる為の努力が重要である”と説いているそうだが、 人々は道徳論よりも、「人間の本質は善か、それとも悪か」の方に強く関心を 持ち、古くからあちこちで論争が繰り広げ…