ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

子育て・教育

教育熱心と教育虐待の違い 

今から5年前(2018年)、母親から医学部受験を強制された女性が、9年も 浪人した果てに母親を殺して遺体を損壊遺棄するという事件があった。 先日この事件を扱った『母という呪縛 娘という牢獄』という本が出版され、 その紹介文を読みながら改めて教育虐待…

子供のトラブルで謝罪した後のギクシャク 

たまに子供のトラブルがキッカケで、親同士がギクシャクしたり子供のいじ めが始まったなどという話を聞く。 10年ほど前、知人の小学生になる息子さんがふざけて同級生の手に怪我をさ せてしまった。「幸い骨折には至りませんでしたが…。」という学校からの…

子供は毒親も自分で選んで生まれてくるの?     

毒親とは、虐待や過干渉・放置などによって子供を傷つけ悪影響を与える親 のこと。毒親にも様々なタイプがあり、いわゆる機能不全家族は外からは分 からないことが多いが、全く人目を気にしない親もいる。 私が結婚して最初に住んだのは会社が借り上げた民間…

「嫌い」は直せる。  

九州で暮らしていたある冬の日の事。 部屋の掃除をするために炬燵の布団をめくったら、中から10匹ほどの小さな 蛇がウジャウジャと這い出て来て、思わず悲鳴を上げた。 犯人は小1の二男で、わざわざ冬眠していたものを掘り出してきて、暖かい 炬燵に入れて…

運動会のお弁当事情

子供達の運動会の時はいつも、朝5時に起きてお弁当作りをした。 九州にいた時は、おにぎりではなく自分で作った海苔巻きを持って行くの が普通だったので、結構手間がかかったが今では懐かしい思い出だ。 料理を仕上げて重箱に詰めた後、それは家に置いて私…

子供の食べ物の好き嫌い 

長男は小さい時から、好き嫌いを言わず何でも食べてくれる子だった。 次男三男も基本的にはそうだが、何故か2人共納豆だけは嫌がった。 それで私はどうしたかというと、無理に食べさせることはしなかった。 結果、次男はある日突然食べるようになり、三男は…

知能も性格も遺伝子が大きく影響

世の中にはどう見ても、努力というより親から受け継いだ遺伝子のお陰と 思われるような、学業優秀な生徒がいる。例えば殆ど知らない分野の難し い本なのに一読しただけで、内容の殆どを記憶してる…とか。 三男と同じ碁会所に通っていた男の子は、12才で囲碁…

子供の読書

中学生の頃、父が定期購読していた『リーダーズダイジェスト』の日本語版 が届くのを楽しみに読んでいたが、私の小中学生の時の読書量は、それほど 多くはなかったと思う。 息子達が小学生の時は、毎月私が選んだ児童書を数冊ずつ本屋さんから配達 してもら…

担任が生徒を殴る蹴る  

私が小4の時の担任(女性)の話だ。30代後半で既婚、子供はいなかった。 ある日忘れ物をした男女2人の生徒が、教室の黒板の前に立たされた。 そこで担任がいきなり、男子生徒に本気の往復ビンタを2回くらわし、更に 倒れた彼を何度も足蹴にした。 彼は真面…

サーカスの子供

小6の時、町にサーカスがやって来た。 公演の少し前にサーカスの子が1人、数カ月間一緒に勉強する為に、私達の クラスに転入してきた。当時は一クラスに50人以上の生徒がいたため、机は 2つずつくっ付けて置かれており、私は席替えでその子と一緒に一番前の…

子供の絵の指導

二男は2歳の頃、人物を逆様に描く子だった。 手前に顔→胴体→向こう側に足を描き、紙を逆様にするとちゃんと人間の姿形。 それを注意したことは無く、後にこの年齢の子には珍しい事では無いと知った。 私は、遊びに来た孫達が絵を描いたり、工作したりするの…

障がいのある生徒の世話は誰がすべきか

人生相談で時々見かけるものに「小学生の我が子が、学校で障がいの あるお子さんのお世話係にされて悩んでいる。」というのがある。 私も中1の時に、学級委員だからという理由で担任から頼まれ、1年間 体に障がいのある女生徒のお世話をしたことがある。 内…

塾通いの本音と建前、必要性。

息子が中1の時の、父母役員会でのこと。母親の一人が少し涙ぐみながら、 「この学校は偏差値が低くて、受験が心配です。」と言い出した。 私にも意見を求められたので「義務教育の内容はどこも同じだと思うので、 本人次第では?」と答えたら、「そんなこと…

教室での教師の姿は生徒にしか分からない。

神戸市の20代の男性教師が、4人の先輩教師からのイジメで病気療養に追い 込まれた事件が話題になっているが、これは本当に特殊な例なのだろうか。 『ニトロちゃん:みんなと違う、発達障害の私』(沖田×華)という、著者の体験 を元にした、教師からの壮絶なイ…

障害者への差別といじめ

中2のある日、小6の妹が自宅に連れてきたクラスメイトの中に、たまに 近所で見かける知的障害のある女の子がいた。 学校には特別支援学級が無く、彼女も普通クラスで一緒に授業を受けていたが、 内容は全く理解できず、それでも授業中ずっとおとなしく座って…

我が子に自分の信仰を強制する親。

1985年に、交通事故で大怪我を負った10歳の少年が、エホバの証人の信者 である両親が輸血を拒否したために亡くなった事件は衝撃だった。 この事件の15年ほど前、20歳を過ぎたばかりの頃に、エホバの信者である Eさん(女性)から熱心に信仰を勧められたことが…

放置子

昔は放置子なんて言葉は無かったが、放ったらかしにされている子は居た。 私が20代半ばの時のことだ。 近所に顔も服も見るからに薄汚れていて、日中一人でブラブラしている 男の子(A君)がいた。年齢はまだ5歳で、両親は共働き。 小1の兄は普通に小ぎれいで、…