ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2025-01-01から1年間の記事一覧

読書感想『認知症・行方不明者1万人の衝撃』(NHK取材班)

[内容] 認知症による徘徊の実態と家族の苦しみ、警察や自治体の行方不明者捜索の実状と 問題点、及び解決策が述べられている。 [感想] 本書は2014年のNHKスペシャル番組を書籍化したもので、菊地寛賞を受賞。 全国の認知症の人と介護者を、400家族あまり…

占いや霊視は当たるのか

占い・霊視の99%はインチキだと言われる。若い時に姓名判断と手相を見てもらっ た事があるが、どちらも当たり障りのない事しか言われなかった。 それから数十年後、時々不思議な事が起き始めた時に、占いや霊視相談に詳しいす ぐ上の姉に勧められて、ネット…

ちゃぼ(色鉛筆・パステル画)

30歳の頃に、白いちゃぼを貰ったことがあります。 もうすぐ大人になる…という年齢で、少し経つと小さな 卵を産むようになりました。 ところが、それまでは「コ~、コケッキョ」という 控え目な鳴き声だったのが、(雌なのに)夜明けと同時に 「コケコッコ~!…

読書感想『事件現場清掃人が行く』(高江洲敦) 

[内容] 誰にも看取られずに亡くなった悲惨な遺体。そんな人達の部屋の後始末を1500件 以上請け負ってきた特殊清掃会社の社長が綴るノンフィクション。 [感想] 著者は現在もこの仕事を続けており、2020年に2冊目の本を出している。 病死・事故死・自殺・無理…

障害のある人同士の結婚と自立

20才の時のこと。会社の同僚女性に誘われて、彼女の家に遊びに行った。 日曜日だったので家族全員が在宅で、この時初めて彼女以外は両親も他のきょう だいも、5人全員耳が聞こえないことを知った。 障害がある人同士の結婚には、“障害者にも権利がある”“支…

5本指切り軍手(色鉛筆・パステル画)

汚れ・寒さなどから手を保護しながら、素手感覚で 細かな作業が出来るアイデア商品。 私の場合、最近親指が腱鞘炎になってしまった為、 湿布がズレないようにこの手袋をはめています。 ちなみに腱鞘炎になったのは、加齢プラス、庭木の枝 を高枝バサミでチョ…

読書感想『透析を止めた日』(堀川恵子)

[内容] 透析患者の凄絶な終末期と、医療現場の実状を語ったノンフィクション。 『私たちは必死に生きた。しかしどう死ねばよいのか、それが分からなかった。』 [感想] 著者はノンフィクション作家。受賞作多数。 著者の夫は38才から血液透析を始め、50才の時…

DEI(多様性、公平性、包括性)による逆差別

ここ何年か米国関係の報道で “ポリコレ忖度” “逆差別” という言葉を頻繁に耳に するようになった。しかし今年1月に就任したトランプ大統領が、連邦政府のDEI プログラムを終了する大統領令に署名。これにより、やり過ぎだと言われていた “多様性”を見直す動…

おわら風の盆 踊り手(色鉛筆・パステル画)

この祭りは、男踊りのキレが良いことでも有名です。 踊り手は皆、顔が見えない程深く編笠を被っており、 それも胡弓と共に独特の雰囲気に一役買っています。 年齢は10代から30代が多く、昔は25才で引退という 暗黙のルールがあったとか。 私がこのお祭りを見…

読書感想『貧困と脳』(鈴木大介)

[内容] 長年貧困に陥る人々の取材をしてきた著者が、自身の脳梗塞の後遺症により、“働 けない脳”と、かつての取材者との共通点に気付き考察を重ねる。 副題『「働かない」のではなく「働けない」』 [感想] 著者は文筆家で、ベストセラーの『最貧困女子』は代…

競技スポーツにおける身長差

高1の時バレー部に入り、全日本男子の試合の球拾いをする先輩達と一緒に試合を 見学したことがある。選手達と廊下ですれ違った時、その並外れた背の高さに驚き 「普通の人が、あれほどの長身と戦って勝つのは無理。」と思ったのを憶えている。 若い頃と違い…

バラのブリザードフラワー(色鉛筆・パステル画)

世界で一番有名で愛されているのは、バラの花だとか。 その華やかな見た目と、愛を象徴しているということで、 ブーケにもよく使われています。 ネットにはバラの描き方が沢山アップされていて、 バラの花が一番描きやすいと言う人もいるけれど、 私は一発で…

読書感想『刑務所の精神科医』 (野村俊明)

[内容] 長年矯正施設に勤務してきた精神科医が、罪を犯した人達の実態と刑務所の医療に ついて語ったエッセイ。副題『治療と刑罰の間で考えたこと』 [感想] 著者は日本医科大学名誉教授。哲学と心理学を学んだ後に精神科医となる。 本書には数多くの“想像を…

介護離職

家族の介護のために仕事を辞める“介護離職”は、毎年10万人にのぼるという。 辞めた理由として挙げられるのは「勤務先の問題、行政サービスの問題、家族・親 族又は自らの希望」等。 しかし介護離職者の約8割は後悔しているそうで、彼らが直面したのは、 「経…

神社の手水舎‐龍 (色鉛筆・パステル画)

この絵はまず鉛筆で描いて、それをコピーした紙にパス テルと色鉛筆で塗り絵のように色付けしていきました。 散歩道の途中に無人の小さな神社があり、前を通る時は 必ず「いつも有難うございます」と手を合わせています。 神社は本来願い事をするところでは…

読書感想『国民の違和感は9割正しい』(堤未果)

[内容] マスコミからは得られない情報を提示して、主に“金・人事・歴史”の視点から国内 外の出来事の真実と裏側を明らかにしている。 [感想] 著者は国際ジャーナリスト。著書多数。 以前から巷で言われていることだが、著者も以下のように断言している。 「…

今が一番若い

以前、趣味の教室の講師をしている知人女性が、少し怒りながら話していた。 友達(独身50代)から「趣味を仕事にしている貴女は恵まれている。」と言われた そうで、「私は資格を取る為に人一倍頑張ってきた。彼女は時間もお金(親の遺産) も沢山あったのに、何…

夜空のペガサス(パステル・白ボールペン画)

動物の3Dレンチキュラー写真(飛び出して見える)が 好きで、馬の写真も何枚か飾っています。 先日孫娘から乗馬を体験したというメールが来て、 私も若い時に経験しておけば良かったと、本気で 羨ましかったです^^。

読書感想『運命の子トリソミー完全版』(松永正訓)

[内容] 短命と言われる染色体異常の子達と、その家族のノンフィクション。 [感想] 著者は小児外科医で、勤務していた大学附属病院を退職する迄、1800人の子供達 に手術を施してきたという。 『小児がん外科医…君たちが教えてくれたこと』…これは著者が診…

今度は首輪をした捨て犬が

4カ月ほど前のこと。夜10時頃に用事を終えた孫娘が、1人で車を運転して帰る途 中で、片側一車線の道路の真ん中をフラフラと歩く犬と遭遇した。 このままでは事故に遭うと思い、すぐに車を止めて保護。直後に警察署に電話して 犬と一緒に警察官の到着を待っ…

天の羽衣の女性(パステル・白ボールペン画)

人形作りが出来なくなってから、暫くパステルアート教室に通っ ていました。初心者でも1時間程で簡単な絵を描けるのが特徴で、 インストラクターの資格認定講座も幾つか受講。 それなりに楽しかったけど、やっぱり自分の好きなように描きた くて教室は2年で…

読書感想(漫画)『神様のいる家で育ちました』(菊池真理子)

[内容] 宗教にのめり込む親に洗脳され、世間とはかけ離れた生活を強いられた子供達の、 成長する迄の葛藤が描かれている。副題『宗教2世な私たち』 [感想] 元々は集英社が運営するウェブサイトで連載されていたものだが、ある宗教団体か らの強い抗議に…

 寝起き直前の明晰夢

たまに、明け方目覚める直前に明晰夢を見ていることがある。 その時私はそれが夢だと分かっていて、「あらっ、こんな夢を見てたんだ。」と、 すぐ終わるであろうその夢の続きを眺めている…という具合だ。 明晰夢の解説を読むと「覚醒時と同じように詳細に記…

クリスタルオーナメント孔雀(色鉛筆・パステル画)

天然石を集めるのが趣味の知人がいて、彼女の作る小物には どれにも一つだけ綺麗な石が装飾されていました。 天然石の数珠ブレスレットは持ち主の気の流れを良くし、 金運・仕事運・厄除けの効果がある…などと言われ、 昨今は男性でも身に着けている人は珍し…

読書感想『ルポ特殊詐欺』(田崎基)

[内容] 特殊詐欺の実状と、若者達が詐欺に加担するようになった経緯、実行の手口、彼ら は何故組織から抜け出せないのかを、綿密な調査と実行犯への取材によって解明。 [感想] 著者は神奈川新聞記者。 本書は末端の実行犯目線で書かれているため、恐いく…

町内会の改善

以前住んでいた家に引っ越してすぐの事。 婦人会の案内が来たので出かけたところ、出席者は年配の女性が5~6人のみ。歓 迎ムードで「蛍さんみたいな若い人にも、どんどん参加してもらわなければね。」 と言われた。 約1カ月後、会長と副会長が家に来た。そし…

リュックで買物(色鉛筆・パステル画)

今年の春に初めて、近所のスーパー迄リュックを背負 って散歩してみました。 買い物が出来るのが楽しく(リュックに入る程度だが)、 改めて見回すと同じようなスタイルの高齢女性がチラホラ。 今はまだ酷暑で朝の散歩すらままならないけど、 秋空の下を又リュ…

読書感想『コロナ禍で障害のある子をもつ親たちが体験していること』 (児玉真美編著)

[内容] 7人の親による共著で、コロナ禍の時に障害のある子達は、病院や施設をはじめ社 会からどのように扱われどんな生活をしていたか、親の思いと共に語られている。 [感想] 児玉真美氏は、一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事。 コロナの大流行時、重い…

赤ちゃんのヘルメット治療

ヘルメット治療とは、頭の形に歪みのある赤ちゃんにヘルメットを装着して、頭の 形状を改善させる矯正治療のことで、45年ほど前にアメリカの医師が考案。 日本では2007年頃から取り入れられ、徐々に扱う病院が増えているという。 赤ちゃんの頭は柔らかいため…

与勇輝の人形(色鉛筆・パステル画)

与勇輝は1937年生まれ(87才)の人形作家で、服だけ ではなく付属品まで全て自作だそうです。 人形はどこか懐かしさを感じさせるものが多く、長年 “徹子の部屋”のセットにも使われています。 人形を習っていた頃は、よく色々な作家の人形展を見 に行っていて、…