ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

実家

親の長生き子の不幸

子供の頃、母が泊りがけで秋田の実家に出かけた時などに、何回か私達の食事の 世話をしに来てくれた親戚のお婆ちゃん(Fさん)。 小学生の私が買い物に付いて行った時、Fさんが売り物のイチゴを1個つまんで ヒョイと口にいれた。私が「あ、泥棒した!」と思っ…

 乳幼児期のトラウマ

昔からたまに、ある種の赤色にだけ反応して吐きそうになることがあった。 それは偶然見かけた靴だったり車だったりで、原因は不明。回数は小学生の時 から数えても、多分10回にも満たない。 ある日、まだ高校生だった三男を助手席に乗せて運転していた時のこ…

祖父には妾がいた

私が中学生の時、同居の祖父(72歳)が亡くなった。 父が葬儀の時にポツリ「酷い父親だったな~。」と呟いたという。 祖父は若い時北海道に職を得、妻と3人の子を残して単身で青森を出た。 その後音信が途絶えたため、心配した祖母はまだ赤ん坊だった息子(私…

実家の家系図を見ながら先祖に想いを馳せる

何年か前に長姉から、父方の家系図のコピーが郵送されてきた。 以前、道外に住む従弟から貰ったものだそうで、私はこの時に初めて先祖が 源氏であることを知った。 「〇〇家の始祖である〇〇は…」で始まる文書を、最初はどことなく他人事 で読んでいたが、自…

中学生の時キャバレーに連れて行かれた

中1の時、道を歩いていたら突然知らないおじさんから「あんた、もし かしたら〇〇さんの娘さん?」と声を掛けられた。はいそうですと答えると、 「ワッハッハ、親父さんにそっくりだ。」と豪快に笑って去って行った。 同じく中学生の時のこと。父が飲み会で…

子供を辛い目にあわせる親

今日は母の子供時代の話を少し。母は大正生まれで、10人兄弟の上から 4番目。下6人は異母弟妹だ。実母は、母が生後2カ月の時にスペイン風邪 で亡くなり、幼少時は近くの村に里子に出されていた。 実家は農家で、小学校の卒業を待たず紡績工場に年季奉公に出…

年々、亡き母を想う気持ちが強くなっている。

20歳を少し過ぎた頃のこと。ある会で隣の席の人(初対面)に「何人兄弟?」 と聞かれ、「6人きょうだいの真ん中です。」と答えたら、「随分多いね。つい でに育った?」と冗談口調で言われた。他意のある感じはなく、私は苦笑い。 親がちゃんと育ててくれたの…