ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

不思議

ペット葬儀社で働く青年 

近所に、80才迄趣味の教室の講師をしていた女性(Тさん)がいる。 私も何年かその教室に通っていたのと、お互い動物好きなのとで話が合い、10 年経った今でもたまにお茶飲みを楽しむ関係が続いている。 1年程前のこと。Тさんから長年可愛がっていた飼犬が亡く…

妹が見た亡き兄の夢 

眠っている時に見る夢は、全て脳科学で解明できると断言する人達がいる。 しかし夢にまつわる不思議な話は世界中にあり、私も稀にだが、 どう考えて も“無意識の脳による作り話”とは思えない夢を見ることがある。 今日は、妹が見たそんな夢の話を書こうと思…

お迎え現象をどう受け止めるか    

お迎え現象とは、死期が迫った人に身近な故人が現れる現象のことで、亡く なる人の何割かがその体験を口にするという。 この現象は医学的には、“終末期せん妄”の一つで脳の酸欠による幻覚だと言 われており、患者に混乱や怯えがあるのが特徴だとか。 しかし…

「ただの偶然」ではない場合もある①②

① <行くことが出来ない> 以前趣味の教室のAさんと、他県に天然石を買いに行く約束をした時の事。 当日の朝Aさんから電話が来て、朝起きようとしたら左右のアキレス腱に 激痛が走り、歩ける状態ではないという。 思い当たる原因は無いそうで、「前にも突然の…

黒猫ヤムチャの前世 

ヤムチャ(♂14歳)は生後2週間の頃に紙袋に入れて捨てられ、拾われた時 は頭上でカラスたちが旋回していたという。すぐにうちに連れてこられた が、カラスに突かれていたのか、私が頭を撫でようとすると驚いたように 手に噛みつき、抱っこはさせてくれるもの…

合わせ鏡にしたら

家に1人で居ると時々パキッという音が聞こえるが、どこにでもある“家鳴り” つまり自然現象と、気にしたことはなかった。 10年程前のこと。リビングの同じ場所から、頻繁に音がするようになり、まさ か2階の床がもう傷みだしたのかと、ちょっと心配になってい…

すごい偶然

以前、ある会の会員になった時のことだ。50歳を過ぎていたが、新人として 会報に何か書いて下さいと言われ、早めに原稿を渡しておいた。 その2カ月後、担当の女性(Dさん)が未完の会報を持って来たのだが、見ると 私の原稿の一部が、Dさんをそれとなく褒める…

亡き猫の輝くように美しい姿

ぺぺ(♀)は車道の端に捨てられていた猫で、まだ生後2か月だった。 その数か月前に我が家に貰われてきた黒猫のナナ(♀6カ月)とは、すぐに 仲良しになり、私はこの2匹がケンカするのを一度も見たことが無い。 ペペは14歳の時に腫瘍が出来、ナナより5年も早く死ん…

誰も居ない筈の廊下からの足音

すずは近所をうろついてた猫(♀)で、ノラには見えず避妊手術痕もあった。 新聞に迷子広告を出したがどこからも連絡が無く、結局うちの子になったが、 死ぬ迄私に甘えることは無く、他の猫とも静かに距離を置いていた。 ある冬の夜、私と他の猫達が居る2階の部…

人間の世界とは別の生きもの

昔から魑魅魍魎(ちみもうりょう)と呼ばれる妖怪の話があるが、彼らはあ くまでも空想の世界の住人だ。だが山河には本当に、人智の及ばない領域が 在るようだ。 これも50代の時のことで、時間にしたら数十秒のことだと思うが、私には忘 れられない出来事の一…

飼猫に助けられた話

初代黒猫のナナ(♀)が、19歳で病死する2か月前のことだ。 ナナは腎臓が悪く、薬を飲みながら毎週点滴に通っていたが、すっかりやせ細 って一日の大半を眠って過ごしていた。 いつもは息子と寝るナナが、その日は珍しく私と一緒に布団の中で寝ていた。 私が寝…

亡き母のお陰で大手を振って帰省

父は私が32歳の時に癌で亡くなり、心臓を患っていた母も、葬儀では気丈 に振舞っていたが、その二週間後に死去。立て続けの葬式となった。 その後、身内の葬式や結婚式などで数回帰省したが、それ以降は、北海道に住 む姉妹には「きっと近いうちに遊びに行く…

得体の知れないモヤのようなもの

先日『イタコの悪口を言ったら』を書いたが、これもその日のことだ。 私とBさんは、テーブルを間に向かい合って椅子に座っていた。 彼の3mほど後ろには大きな窓があり、明るい陽射しが差し込んでいた。 その時突然、窓際の天井左側から薄いモヤのようなもの…

神棚の魂入れ

古い家屋のお祓いを頼んだBさんに、自宅にも来ていただいた。 玄関に入ってすぐ、Bさんが「この家は犬猫に守られてるなあ。」と呟いた。 それについては何の説明も無く、そのまま居間で向かい合って座ったのだが、 目を閉じた彼が、30秒程過ぎたところで「お…

イタコの悪口を言ったら

これも50代の時の話だ。(印象深い出来事は何故か50代に多い。)知人と一緒に行った博物館に、イタコに関する記録があり、私はそれを見て「イタコには偽物も結構いたみたいよ。」と言った。 その2日後の夜、夢を見た。50畳はありそうな大広間の畳の上で、10人…

よく どうでもいい事が起きていた時のこと

50代の一時期、時々変なことが起きていた。例えば、 ◎ムク(犬)が水を飲む音が聞こえたので見たら、そこには誰もいない。 「あれ?」と思っていたら、ムクがやって来て本当に水を飲み始めた。 ◎テレビで外国映画を観ている時、子役の俳優が延々と汚い言葉で罵…

過去に一度だけ体外離脱を経験

50代のある日、私は自分に起きてる事の意味が知りたくて「もし本当に 守護霊というものが存在するのなら、私とコンタクトをとって下さい。」と 言って体を横たえ、全身全霊で祈り続けた。 10分程経ったが何も起こらなかった為、「もしかしたら力み過ぎなのか…

亡き母に名前を呼ばれて

今から30年ほど前、夫が1年間単身赴任をしていた時のことだ。 私は、Xさん(エックスさん。年配女性)のキツい性格に悩まされるようになり、 ノイローゼに近い状態になってしまった。 当時は専業主婦で、子供達を学校に送り出して1人になると、頭の中でXさ …

大きな墓地の真ん中で暮らすお坊さん

実家のお墓は海に面した小山にあり、片面に300基以上の墓石が並んでいる。 そこは昔からの墓地で、くすんだ白木の墓標もチラホラ見られた。 その墓地の真ん中に、お寺のお堂と住職一家の住まいが建っていた。 中学生の私が、母と2人でお墓参りに行った時のこ…

金縛りの時に見えたり聞こえたりするもの

最近は全く無いが、50代の頃は年に数回程度金縛りが起きていた。 その時は大抵 人が雑談してるような話し声が聞こえ、殆どが日本語だが、 アラブ系の国の、屋台が並ぶ路地を見下ろしていて、そこを行き交う人達の ガヤガヤ声が聞こえたなんてこともある。 だ…

視える人

何年か前の、ある集まりでのこと。少しの間2人きりになった女性(Aさん)と、当たりさわりのない世間話をしていたら、突然脈絡なく「ほたるさん、幽霊見えるでしょ?」と言われて驚いた。以下は、彼女と交わした会話だ。 (私) どうして分かるんですか?(Aさん…

私の横にいたのは私?

50代の時のこと。その日私は、家で天井までの高さの窓ガラス拭きをして いた。作業を終え、足を乗せていた窓枠から横の椅子に移動する時、私は その椅子がキャスター付きなのを忘れて、無造作に足を乗せてしまった。 その途端に椅子は、ビュンと部屋の端まで…

両腕が勝手に動き出した話。

今日は、昨年12月30日のブログ「入眠時ピクつきなど」に書いた、体が 勝手に動いた話の もう一つの方を書こうと思う。 これも、脳梗塞の薬を止めた 2か月ぐらい後のことだった。 相変わらず体調はパッとせず、横になっていたらいつの間にか眠ったようで、 フ…

10年後に私と同じ夢を見た息子。

50代前半のある日、とてもリアルな夢を見た。 場所は少し昔の中国で、私は土を固めただけの広い土間のような場所 から、庭で遊ぶ飼い猫たちを眺めていた。 そこへ凶暴なオス猫が何匹も乱入してきて、庭の子猫たちを襲い始めた。 私は、今 戸を開けたら中に居…

自己暗示はどんな時に効果が現れるか。

8年前(62歳)のある日、回転性めまいと嘔吐が止まず、2日間の入院となった。 この時以来、入院する程ではないが年に何回か同じ症状に襲われるようになり、 検査の結果、原因は自律神経失調症によるものと言われた。 以下はその入院した時の、耳鼻科でのこ…

一度だけ、護符をいただいたことがある。

10年ほど前、以前住んでいた古家を解体し、跡地に作業場を建てた。 その数年後に息子から、「あそこは出る。」と言われた。 何度か気配を感じたことがあるそうで、他にも同じことを言う人がいた。 それでいて息子は、「でも幽霊は信じない。」と笑う。 息子…

暗闇でも 自分の手の動きが見える。

50代半ばの時のこと。 暗闇の中で布団をスッポリとかぶり、閉じた目の前で手を振った時に バーコードのように手の動きが見えることに気付いた。 (明るい場所で目をつぶって、手を振った時に見える、あれと同じ。) それは今も変わらず、しかし身近な人に聞い…

猫の殺気

当時私は、1日に30分程飼い猫を外で遊ばせていた。(現在は完全室内飼い) その日も昼頃にナナ(小柄な婆ちゃん猫)にせがまれて、玄関のドアを 開けたのだが、外を見た瞬間私は立ちすくんでしまった。 景色が一面 薄く青みがかっていたのだ。しかも温かく…

長男が3歳の時に見た予知夢

長男が3歳半の時、今朝見たという夢の内容を話し始めた。 「お父さんが真っ暗な道で車に乗っていて、死んでしまって、おでこを怪我した…。」 私は、ただの夢だから大丈夫よと安心するように言って、笑った。 それから1週間経った日の正午前のこと。 部屋で一…