ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

女形日本舞踊(ガラス絵具)

大衆演劇の橘大五郎。以前(2020年8月)ブログにアップ した時と同じように、黒マジックでプラに写真をなぞり、 ガラス絵具で着色しました。 最近絵に対するモチベーションが下がっています。 理由は幾つか有るけど、自らを鼓舞することもなく ただ日が過ぎて…

読書感想『無邪気な日本人よ、白昼夢から目覚めよ』     (川口マーン恵美)

[内容] 多くのデータを元に日本の現状を解説しながら、日本には今、内外から様々な 危険が迫っていると警告し、解決策を提示している。 [感想] 著者はドイツ在住の音楽家、作家。 “無邪気な日本人よ”の呼びかけに表れているように、このまま手をこまぬい…

病気や障害の多くは外見だけでは分からない 

先月の末、突然右の足首周りがパンパンに腫れあがり、強い痛みでスムーズに 歩けなくなった。診察の結果は、足首の「変形性関節症」と「石灰沈着性腱炎」。 齢を取るとまあ次から次へと故障していくもので、思わず乾いた笑いが…。 ちなみに骨密度も測っても…

桔梗(キキョウ)の花 (色鉛筆画)

同居の三男が一人になった時のことを考えて 花壇の花を少しずつ宿根草に変えています。 三年前に植えたユリが増えて、愛でる楽しみも倍増。 来年はキキョウも植える予定だけど、息子は庭に興味が 無いので、雑草と一緒くたに刈られてしまうかも^^;。

読書感想『雪の下の炎』(パルデン・ギャツォ)

[内容] 1950年チベットに軍事侵攻した中国政府に逮捕され、“思想改造”の為に33年 もの間、獄中で飢えと強制労働、拷問に耐え抜いた僧侶の自伝。 [感想] 著者が中国政府に逮捕されたのは1959年28才の時で、「スパイ容疑をかけられ た師を告発せよ」という…

 嫁入り道具の今昔

先日、60の手習いで通っていた日本舞踊のお稽古用の浴衣数枚と、結婚する時 に母が持たせてくれた何枚かの着物を処分した。 私が若い頃、(元)夫の出身地では結婚した女性の嫁入り道具を、夫親族の既婚の 女性達に披露する習わしがまだ残っていて、私も一度だ…

擬態の達人コノハムシ(色鉛筆画)

コノハムシは“単為生殖”と言って、メスだけで 産卵する種類も多いそうです。 一度実物を見てみたいけど、日本には生息していな いのが残念。 『擬態昆虫画像』でネット検索すると、珍しい 昆虫が沢山見られて楽しいです。

読書感想『おばあちゃんは、ぼくが介護します。』(奥村シンゴ)

[内容] 一人で祖母の介護を担うことになった、30代前半独身男性の介護奮闘記。 副題『アラサー男性、とことん在宅介護で学んだこと』 [感想] 著者は放送・通信業界で営業職をしていたが、介護生活になってからはwebで の情報発信を皮切りに、ライターと…

動物愛護系のボランティア経験  

50代の前半、正味5年間犬猫レスキュー活動のお手伝いをしていた。 1つ目の会で3年、次に獣医さんが立ち上げた会で2年。 キッカケは、ある人から「ほたるさんの住む県では、〇〇という動物ボランティ アが頑張ってます。ぜひ手伝ってあげてください。」と…

曼荼羅風郎女 (色鉛筆画)

前回アップしたレインボーペーパーを削るために描いた 郎女(いらつめ)の絵。 川本喜八郎の人形アニメーション『死者の書』は 飛鳥時代に24歳で非業の死を遂げた大津皇子の亡霊と 郎女(いらつめ)の不思議な物語で、 折口信夫の小説を元に制作されました。

読書感想『ひきこもりの真実』(林恭子)

[内容] 全国で「ひきこもり女子会」を主催する著者が、女性の引きこもりの実態と自身 の引きこもり体験を綴っている。副題『就労より自立より大切なこと』 [感想] 著者は高2で不登校になり、30代まで断続的に引きこもり生活を続けていたが、 2012年から…

 自分の作品をネットにアップする人を貶すのは

プロとアマチュアの違いは、プロは客のニーズに応えてそれで対価を得、一方 アマチュアは自分の興味の趣くままに探求することを楽しんでいる。 時々趣味で収入を得る人もいるが、本業(主たる収入源)が他にある場合は、プロ 並みの技量があってもセミプロに分…

レインボーペーパーで曼荼羅風郎女(いらつめ)

川本喜八郎の人形アニメーション『死者の書』の郎女を、 色鉛筆で曼荼羅風に描き薄紙にトレースしてから レインボーペーパーを削りました。

読書感想『私たちの仲間』(アリス・ドムラット・ドレガー)

[内容] 結合双生児の分離手術について、多くの実例を元に人々の考え方の違いや、差別、 医療裁判など様々な歴史を学び分析していくことで、正常とは何か、医療や福祉 はどうあるべきかを深く掘り下げている。副題『結合双生児と多様な身体の未来』 [感想…

昔に比べ家事は格段に楽になったけれど

私が小学校低学年の頃、母の年代の女性の普段着はまだ和服が多く、母が “張り板”を立てて洗い張りをしていたのを憶えている。 ※ 洗い張り = 着物の糸をほどいて布地を洗い、糊付けした後で張り板 (約40×230㎝)に貼り付けて、乾いたらはがしてもう一度縫い直…

シャーペンモチーフのロボット(水彩色鉛筆画)

「 名前はブレイドボーダー。 シャーペンのプレイボーダーと 刃の意味のブレイドを掛けてみました。」 …て、描いたのも名付け親も孫のSiですが^^;。 高校生になってからはあまり絵を描く時間が取れ ないようだけど、時々こうして自分でデザインした 作品を見…

読書感想『餓死現場で生きる』(石井光太)

[内容] 世界のスラム街で生きる人達の実態に迫ったルポルタージュ。主に子供達の 現状について書かれている。 [感想] 著者は作家・ルポライター。多数の著書があり、幾つもの賞を受賞している。 本書では絶対貧困当事者の生活や思いが綴られており、彼ら…

貧富の差が拡大している

(元)夫の大学時代からの友人だったアメリカ人留学生は気さくな人で、私達の 結婚式に出席しその後社宅には母親を、私達が家を買った時には妹さんを連れ て遊びに来てくれた。 実家がお金持ちなのは知っていたが、彼が別荘のそばのプライベートビーチで 寛ぐ…

ニホンザル(鉛筆・パステル画)

鉛筆で下描きする段階で目だけハッキリと描き、 その後カット綿と綿棒で着色。 細い毛はパステル色鉛筆の白で描き入れました。 猿を描いていたら何故か、 昔どこかで会った人のような懐かしさが…(笑)。

読書感想『すべての犬に里親を!』(今西乃子)

[内容] 阪神・淡路大震災の時に、被災したペットの救済に尽力した人々の記録。 副題『阪神・淡路大震災1556頭の物語』 [感想] 日本は動物後進国と言われるが、それは何故か。 欧米などの先進国に比べ、動物の扱いや法律があまりにもお粗末だからだ。 そ…

 仕切り屋

私がまだ小学校低学年で、何かの行事で母に付いて行った時のこと。 そこは集会所のような場所で、お母さん達が手分けして雑用をこなしていた。 作業も終わりにかかった頃、雑談の中でリーダー格の女性が、1人の中年女性 のことを「あの人はお引きずりだから…

ガラス球体と折り鶴(パステル・色鉛筆画)

以前孫と一緒に、ガラス工房の吹きガラス体験に行った時のこと。 ペーパーウェイトが完成して喜んだの束の間。指導のお兄さんが それを落としたため、割れてしまいました。 超特急で作り直してくれたんだけど、お詫びにとサイズを大きく し、しかも模様は割…

読書感想『弱者の戦略』(稲垣栄洋)

[内容] 立場の弱い生物・植物は、厳しい環境の中でどのように生き延びて来たのか。 その様々な生態が解説されている。副題『生物界のおきてに学べ』 [感想] 著者は雑草生態学が専門の農学博士で、静岡大学大学院教授 地球に危機が起きる度に命をつないだ…

 天賦の才や美貌を持つ人の人間性

30年程前、有名紳士服店に買物に行った時のことだ。 誰もいないレジカウンターに品物を置くと、店員の女性が「スミマセン」と言 いながら急いでやって来て、レジの前に立った。 それとほぼ同時に長身の若い男性が来て、不機嫌な顔で彼女を肘で小突いて脇 に…

ジェシカ・タンディ(鉛筆画)

この女性はイギリス出身の女優(85歳没)で、 80歳の時に「ドライビング Miss デイジー 」により アカデミー主演女優賞を獲得。 頑固な元教師の女性と、その黒人運転手の友情を描いた ヒューマンドラマで、見応えのある作品でした。

読書感想『老後親子破産』(NHKスペシャル取材班)

[内容] 親子共倒れの老後破産を取り扱ったNHKのスペシャル番組を書籍化。 [感想] 年金をもらいながら安泰に暮らせる筈だった老人が、何故子供との同居で共倒れ になってしまうのか。 親の介護の為に退職や転職をする人は、年間10万人にも達するそうで、…

体感には個人差があるので気を付けたい

子供達がまだ学齢期の時、知人から苦味の感度が分かるという小さな試験紙を もらい、家族全員で試したことがある。 紙をゆっくり舐めるだけなのだが、私はきつい苦みを感じ、対して (元)夫は全 く苦味を感じず、子供達もバラバラだった。 味覚感度には遺伝子…

海辺の花火大会 (色鉛筆画) 

各地数年ぶりの花火大会で賑わっていますね。 中学生の時、夏休み前に隣の席の男子が、 「 俺んちの父親花火屋だから、 花火大会は一年に一度の稼ぎ時なんだ。」と 笑顔で話していたのを思い出しました。

読書感想〈漫画〉『星守る犬』                〈写真集〉『人形‐この命あるもの』

★『星守る犬』(村上たかし) [内容] 車上生活をしながら、故郷に向かってひたすら車を走らせる男性と、飼犬ハッピー の物語。全2巻の大ヒット作。西田敏行の主演で映画化されている。 [感想] 林道脇の放置車両から、死後1年の男性と死後3カ月の犬の白骨体…

天罰って本当にあるの?

私が中学生の時のこと。知人(Cさん)の葬儀から帰宅した父が、母に「Cさんが、 『俺が死んだらDのところに化けて出てやる。』って言ってたそうだ‐(略)‐Dさ んはこの間から寝込んでるらしく、バチが云々…。」と話していた。 詳細は分からないが、どうやらDさん…