ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

体感には個人差があるので気を付けたい

子供達がまだ学齢期の時、知人から苦味の感度が分かるという小さな試験紙を

もらい、家族全員で試したことがある。

 

紙をゆっくり舐めるだけなのだが、私はきつい苦みを感じ、対して (元)夫は全

く苦味を感じず、子供達もバラバラだった。

味覚感度には遺伝子のタイプによって個人差があるそうだが、当時はそんな

知識もなく、こんなに感じ方が違うものかと驚いたものだ。

 

このように体感というのは人によって様々で、例えば温度感覚も高齢者は若い

人より鈍く、子供は体温の調節機能が未熟なため、どちらも注意が必要だと言

われる。

 

昔見たドラマで、幼い息子と一緒に熱めのお風呂に入った父親が、嫌がる子に

「100まで数えてから!」と叱咤するシーンがあったが、調節機能云々以前に

体積の小さい体はすぐにゆだってしまうと分かりそうなもの。

根性の問題じゃないので、小さい子には気をつけたい。

 

つい先日富士山を登っていた5歳児が、救急搬送されたというニュースがあった。

高山病にかかってしまったらしく、幸い下山したらすぐに治ったそうで本当に良

かったが、ネットでは幼児の富士登山に対して色々な意見が飛び交い、搬送され

た子のお母さんへの厳しい意見も多かった。

 

しかし過去には、家族と登頂に成功した幼児の話や、毎年の行事として親子で

富士登山する幼稚園や学校受験対策塾などの報道もあり、彼らを見て自分達も

挑戦してみたいと考える親がいたとしても不思議はない。

 

ただ富士山は大人にとっても、登山するには厳しい山と言われており、特に子供

は高山病にかかる確率が高いそうなので、高い山はせめて小学高学年からにした

方が良さそうだ。

 

どなたかが書いていたように、これからは子供の登山には年齢制限を設ける必要

があるのかもしれない。