以前、動物ボランティア仲間(Hさん)の知人が、外出先で子猫を拾った時のこと。
その帰り道に宝くじ売り場があったので、「猫の恩返し、猫の恩返し。」と唱え
ながらくじを買ったところ、何と1千万円が当たり、大喜びでHさん宅に報告に
来たそうだ。
私もそれを真似て、同じ言葉を唱えながら何回か宝くじを買ってみたが、その度
に3千円が泡と消えていっただけだった(笑)。
1等の当せん確率はわずか1000万分の1と言われるが(2000万分の1とも)、収益金
の約半分が当選者に支払われているそうで、これを多いと見るか少ないと見るか。
宝くじは競馬やパチンコに比べたら還元率が低く、“愚かな貧乏人の税金”などと言
われるが、日本宝くじ協会の調査では、18歳以上の人口の8割が宝くじを購入した
ことがあると答えている。
2018年に、公式サイトにおいて宝くじのインターネット販売が開始された。
日本では競馬・競輪・競艇・オートレー スなどの競技も、公営ギャンブルとして
運営されており、こちらはもっと以前からネットでの投票が行われている。
これらは24時間いつでもスマホから買えるため、競技の方は今では8~9割の人が
オンラインで購入するようになり、更にコロナ禍によって売り上げが急激に上昇。
それに伴ってギャンブル依存症の人が増加しているそうだ。
パチンコやスロットの依存症が多いのも相変わらずで、昔から「年金支給日と生活
保護の支給日にはパチンコ屋の前に行列が出来る。」と言われており、私も開店前
に高齢者がズラッと並んでいるのを見たことがある。
驚くのが、この2つの次に多い依存症が宝くじだそうで、言われてみれば宝くじも
れっきとした公営ギャンブルだ。
“水清ければ魚棲まず”で、何が何でも賭け事は駄目!…ではなく、多少の遊びはい
いと思う。しかし何事も程々が肝心。ギャンブルは依存症になる可能性があること
を知って、自分を律しなければならない。
ちなみにギャンブル依存症もアルコール依存症と同じで、本人の意思の弱さだけの
問題ではなく“脳の報酬系の病気”なので、自力で治すことは難しいそうだ。
ギャンブル依存症の特徴は幾つかあるが、「過去に大勝ちしたことがある、掛け金
が増えていく、負けをギャンブルで取り返そうとする、嘘をつく。」などが当ては
まる場合は要注意だそうで、中には借金地獄に陥る人や犯罪に手を染める人も…。
知人の両親は、父親のアル中とギャンブル癖により彼女が子供の時に離婚。
父親は再婚して数十年後に亡くなったのだが、その時後妻との間に出来た息子から
「父親の借金を一緒に返すべき。」と連絡が来たが、キッパリ断ったという。
専門家は「家族は依存症の人を責めるのではなく、病院で治療する方向に持って行
くことが大事。」と言うが、私は依存症本人に更生の気持ちが無い場合は、わが子
や自分を守る為に距離を置く選択はありだと思っている。
ちなみに日本は世界一のギャンブル依存大国だそうで、身内のギャンブル依存で
悩んでいる人は、『NPO法人全国ギャンブル依存症家族の会』に相談してみるのも
良いと思う。