20歳以上の国民年金が 強制加入になったのは1986年のことで(学生の加入義務
は1991年から)、それまでは任意だったため、加入していない人も多かった。
かくいう私も、独身の時は会社勤めをしていたので厚生年金に入っていたが、
結婚で専業主婦になっても(まだ強制ではなかったため)国民年金に加入するこ
とはなかった。理由は単なる“無知”で、必要性を全く認識していなかった。
知人の娘さんの彼氏は、大学卒業後ずっとフリーターで一人暮らしをしていた。
彼は一度も国民年金を納付したことが無く、今後も納めるつもりは無いと聞い
て、知人は交際に反対した。収入が不安定なのも心配だったが、目先の事しか
見てない人を待っていても、我が子が幸せになれるとは思えなかったからだ。
娘さんは結局、数年後に別の人と結婚した。
国民年金については、老後に受け取る年金は勿論のこと、事故や病気で障害が
残った時の“障害基礎年金”や自分が死んだ後の“遺族基礎年金”(子がいる人
のみ)のことを考えると、未納という選択肢は考えられないと思うのだが…。
中には、未納で年金を貰えなくても生活保護があるさ…と考える人もいるようだ
が、生活保護は資産がある場合は(原則)処分を、親族がいれば支援を求められる。
何よりも、健康な大人が義務を果たさずに権利だけを行使しようとするのは、ち
ょっといただけない。
国民年金の納付率は年々上がっているそうで、昨年の納付率は83%を超えている。
ちなみに未払いが放っておかれることは無く、督促状で指定した期限迄に納付せ
ずに長期間放置していると、財産が差し押さえられる。
しかも家族と暮らしている場合は、父親など世帯主の財産も差し押さえの対象に
なるので、軽く考えない方がいい。
いずれにせよ、経済的理由でどうしても納付が出来ない場合は、年金事務所に相
談して、“免除制度”や“納付猶予制度”を利用することを考えた方が良いと思う。