ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

昔に比べ家事は格段に楽になったけれど

私が小学校低学年の頃、母の年代の女性の普段着はまだ和服が多く、母が “張り板”を立てて洗い張りをしていたのを憶えている。 ※ 洗い張り = 着物の糸をほどいて布地を洗い、糊付けした後で張り板 (約40×230㎝)に貼り付けて、乾いたらはがしてもう一度縫い直…

シャーペンモチーフのロボット(水彩色鉛筆画)

「 名前はブレイドボーダー。 シャーペンのプレイボーダーと 刃の意味のブレイドを掛けてみました。」 …て、描いたのも名付け親も孫のSiですが^^;。 高校生になってからはあまり絵を描く時間が取れ ないようだけど、時々こうして自分でデザインした 作品を見…

読書感想『餓死現場で生きる』(石井光太)

[内容] 世界のスラム街で生きる人達の実態に迫ったルポルタージュ。主に子供達の 現状について書かれている。 [感想] 著者は作家・ルポライター。多数の著書があり、幾つもの賞を受賞している。 本書では絶対貧困当事者の生活や思いが綴られており、彼ら…

貧富の差が拡大している

(元)夫の大学時代からの友人だったアメリカ人留学生は気さくな人で、私達の 結婚式に出席しその後社宅には母親を、私達が家を買った時には妹さんを連れ て遊びに来てくれた。 実家がお金持ちなのは知っていたが、彼が別荘のそばのプライベートビーチで 寛ぐ…

ニホンザル(鉛筆・パステル画)

鉛筆で下描きする段階で目だけハッキリと描き、 その後カット綿と綿棒で着色。 細い毛はパステル色鉛筆の白で描き入れました。 猿を描いていたら何故か、 昔どこかで会った人のような懐かしさが…(笑)。

読書感想『すべての犬に里親を!』(今西乃子)

[内容] 阪神・淡路大震災の時に、被災したペットの救済に尽力した人々の記録。 副題『阪神・淡路大震災1556頭の物語』 [感想] 日本は動物後進国と言われるが、それは何故か。 欧米などの先進国に比べ、動物の扱いや法律があまりにもお粗末だからだ。 そ…

 仕切り屋

私がまだ小学校低学年で、何かの行事で母に付いて行った時のこと。 そこは集会所のような場所で、お母さん達が手分けして雑用をこなしていた。 作業も終わりにかかった頃、雑談の中でリーダー格の女性が、1人の中年女性 のことを「あの人はお引きずりだから…

ガラス球体と折り鶴(パステル・色鉛筆画)

以前孫と一緒に、ガラス工房の吹きガラス体験に行った時のこと。 ペーパーウェイトが完成して喜んだの束の間。指導のお兄さんが それを落としたため、割れてしまいました。 超特急で作り直してくれたんだけど、お詫びにとサイズを大きく し、しかも模様は割…

読書感想『弱者の戦略』(稲垣栄洋)

[内容] 立場の弱い生物・植物は、厳しい環境の中でどのように生き延びて来たのか。 その様々な生態が解説されている。副題『生物界のおきてに学べ』 [感想] 著者は雑草生態学が専門の農学博士で、静岡大学大学院教授 地球に危機が起きる度に命をつないだ…

 天賦の才や美貌を持つ人の人間性

30年程前、有名紳士服店に買物に行った時のことだ。 誰もいないレジカウンターに品物を置くと、店員の女性が「スミマセン」と言 いながら急いでやって来て、レジの前に立った。 それとほぼ同時に長身の若い男性が来て、不機嫌な顔で彼女を肘で小突いて脇 に…

ジェシカ・タンディ(鉛筆画)

この女性はイギリス出身の女優(85歳没)で、 80歳の時に「ドライビング Miss デイジー 」により アカデミー主演女優賞を獲得。 頑固な元教師の女性と、その黒人運転手の友情を描いた ヒューマンドラマで、見応えのある作品でした。

読書感想『老後親子破産』(NHKスペシャル取材班)

[内容] 親子共倒れの老後破産を取り扱ったNHKのスペシャル番組を書籍化。 [感想] 年金をもらいながら安泰に暮らせる筈だった老人が、何故子供との同居で共倒れ になってしまうのか。 親の介護の為に退職や転職をする人は、年間10万人にも達するそうで、…

体感には個人差があるので気を付けたい

子供達がまだ学齢期の時、知人から苦味の感度が分かるという小さな試験紙を もらい、家族全員で試したことがある。 紙をゆっくり舐めるだけなのだが、私はきつい苦みを感じ、対して (元)夫は全 く苦味を感じず、子供達もバラバラだった。 味覚感度には遺伝子…

海辺の花火大会 (色鉛筆画) 

各地数年ぶりの花火大会で賑わっていますね。 中学生の時、夏休み前に隣の席の男子が、 「 俺んちの父親花火屋だから、 花火大会は一年に一度の稼ぎ時なんだ。」と 笑顔で話していたのを思い出しました。

読書感想〈漫画〉『星守る犬』                〈写真集〉『人形‐この命あるもの』

★『星守る犬』(村上たかし) [内容] 車上生活をしながら、故郷に向かってひたすら車を走らせる男性と、飼犬ハッピー の物語。全2巻の大ヒット作。西田敏行の主演で映画化されている。 [感想] 林道脇の放置車両から、死後1年の男性と死後3カ月の犬の白骨体…

天罰って本当にあるの?

私が中学生の時のこと。知人(Cさん)の葬儀から帰宅した父が、母に「Cさんが、 『俺が死んだらDのところに化けて出てやる。』って言ってたそうだ‐(略)‐Dさ んはこの間から寝込んでるらしく、バチが云々…。」と話していた。 詳細は分からないが、どうやらDさん…

亀の子たわし(色鉛筆画) 

「亀の子束子は、明治40年に誕生。 亀の形に似ていることから、この名前が付けられた。 現在は何か国にも輸出されていて、 2013年にはロングライフデザイン賞を受賞している。」 毎日使っているけど…知りませんでした^^;。

(読書感想)『ウクライナ戦争と米中対立』峯村健司

[内容] 著者と5人の有識者による対談集で、ロシアのウクライナ侵攻と中国による 台湾有事を中心に解説。 『副題』帝国主義に逆襲される世界 [感想] 著者はジャーナリストで、青山学院大学客員教授、日本防衛学会会員。 専門家達による情報と未来予測を読…

患者が病院を変える時 

長男が幼少時のこと。 ある日、長男の白目にゴマ粒のような黒い点があることに気付いた。 その“点”は目玉をキョロキョロさせても移動することは無く、痛がる様子も 無い。すぐに眼科に連れて行ったところ「内臓から来てる症状ですね。」と言わ れ暫く通うこ…

「小犬と造花のインテリアポット」(色鉛筆画)

これも終活の一環で処分する予定だったけど、 その前にと綺麗に洗って画用紙に描いていたら、 (例によって)愛着が湧いてきて、 捨てられなくなってしまいました(笑)。

(読書感想)『障害児3兄弟と父さんと母さんの幸せな20年』  佐々木志穂美

[内容] 障害を持って生まれた息子達の成長と、葛藤の日々を綴ったエッセイ。 [感想] 冒頭に、父親から1歳の長男に宛てた8頁にわたる手紙がある。そこからは 子供が当たり前に持つ機能と可能性を、医者から一つ一つ否定されていった時 のショックがヒシ…

野次馬の心理

私が30代の時のこと。日曜の午後に救急車のサイレンが鳴り響き、驚いて家の 外に飛び出した。真っ先に頭に浮かんだのは、近所の子供の交通事故だった。 しかし救急車は3軒隣の家の前で止まり、少ししてご主人が担架で運ばれて出て きた。休日だったこともあ…

「イカ耳猫」(パステル画)

パステルをパウダー状にして、ティッシュと綿棒で 描きました。(目のふちやヒゲなど、一部ペンを使用) 完成までにかかった時間は、 多分色鉛筆で描いた場合の5分の1くらい。 この方法で、他の生き物にもトライしてみようと 思っています。

読書感想 『ある明治人の記録』 (石光真人編著)

[内容] 明治維新の時に会津藩士たちが受けた、想像を絶する辛苦が綴られている。 副題は『会津人柴五郎の遺書』 [感想] 柴五郎は1859年に会津藩士の5男として生まれ、逆境の中大変な努力を重ねて 陸軍大将にまでなった人物(87歳没)。 本書は第一部『柴五郎の…

性善説・性悪説・サイコパス

昔々、中国で唱えられた「性善説」(孟子)と「性悪説」(荀子)。 どちらも“より良い人間になる為の努力が重要である”と説いているそうだが、 人々は道徳論よりも、「人間の本質は善か、それとも悪か」の方に強く関心を 持ち、古くからあちこちで論争が繰り広げ…

木の皮で作られたリスの置物(色鉛筆画)

お久しぶりです。 内科の先生に勧められて、朝の散歩を始めました。 脳と筋肉は何歳になっても鍛えられるとか。 ムク(犬)との散歩コースだった小川沿いの桜並木を歩いて、 小さな氏神神社に手を合わせてから帰ります。 散歩は気持ちが良いので、続けたいと思…

朝顔 (色鉛筆画)

私がいつも使っている色鉛筆は、ステッドラーの 「水彩色鉛筆カラトアクェレル48色」です。 色を塗る時、最初は殆ど力を入れずに縦横斜めに 平塗りをして、それをカット綿や綿棒でぼかしてから、 描き込んだり消しゴムで調整したり。 部分的にパステルやカラ…

読書感想『世界史を変えたパンデミック』(小長谷正明)

[内容] 歴史的なパンデミックの実態と終息迄の経緯、及び解決に尽力した人々の話。 [感想] 著者は医学博士。 人類は原始から疫病との戦いを繰り返してきた。そのおびただしい犠牲者の数 を見ると、著者が言うように、今回の新型コロナウィルスの悪性度は…

乗り物酔いは行動範囲を狭める

若い時に一度だけ、セスナ機に乗ったことがある。 当時勤めていた会社が航空写真の撮影を外注し、助手という名目で他に2人 同乗させてもらえることになったのだが、楽しかったのは最初の5分だけ。 後はずっと吐き気を我慢して座席にもたれていた^^;。 私は子…

イグアナの置物(色鉛筆画)

最近又、終活の一環として小物の整理を始めました。 縫いぐるみなどは他のゴミとは混ぜずに一まとめにして、 (妹を見習って)「有難う」と塩を振ってから処分。 ちなみにこのイグアナはお気に入りなので、 処分するかどうかは同居の3男に任せて、 最後迄置い…