ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

読書感想『すべては導かれている』田坂広志

[内容] 人の心の奥底にある叡智を引き出すための考え方と実践方法を、著者の体験を 基に解説。副題『逆境を越え、人生を拓く五つの覚悟』 [感想] 著者は多摩大学大学院名誉教授。経営学者。 以下に、副題にある“五つの覚悟”と本書の主題をまとめてみた。…

祖父には妾がいた

私が中学生の時、同居の祖父(72歳)が亡くなった。 父が葬儀の時にポツリ「酷い父親だったな~。」と呟いたという。 祖父は若い時北海道に職を得、妻と3人の子を残して単身で青森を出た。 その後音信が途絶えたため、心配した祖母はまだ赤ん坊だった息子(私…

ガラス絵具で描いた水鳥の親子

孫のSiがまだ小さかった時、猛禽類をこんな風に 描いていたのを思い出して真似てみました。 高校生になった今は、仮面ライダーをモチーフにし た色鉛筆画が多く、たまにそれを見せてもらうのを 楽しみにしています(^^)。

読書感想『黙って行かせて』(ヘルガ・シュナイダー)

[内容] アウシュビッツの看守だった母親と30年ぶりに再会した娘が、母親の本音を 聞いた時の思いを綴ったノンフィクション。 [感想] 1941年第二次世界大戦中、ヘルガの母親はナチスにのめりこみ、夫と幼い子供 2人を捨ててアウシュビッツの看守となった…

貧乏舌

“貧乏舌”の意味を調べると「何を食べても美味しいと感じる人」とある。 これは誉め言葉ではなく、「味覚が鈍感で高級料理の良さが分からず、安物で 満足できる人。」という意味らしい。そのためか世間では、好き嫌い無く何で も喜んで食べる人のことを、少し…

ガラス細工の龍 (色鉛筆画)

以前描くのに失敗した、龍の置物に再挑戦してみました。 今回はまず龍の形を描き、 その中を鉛筆で黒く塗りつぶしてから、 消しゴムで消しながらパステル色鉛筆で調整。 ちなみに一番難儀したのは、少し置き場所がズレただけで、 ガラスに映る光の加減が変わ…

読書感想 『内モンゴル紛争』(楊海英)

[内容] 中国によるモンゴル弾圧・紛争・言語同化政策は、どのようにして起きたの かを、民族地政学の視点から解説。 副題は『危機の民族地政学』 [感想] 著者は内モンゴル出身で、現在は静岡大学教授。 中国によるモンゴル弾圧は、新疆ウイグルやチベッ…

子供達への間違ったスポーツ指導

学校でうさぎ飛びをさせることが殆ど無くなったのは、ある中学校で野球部員 に罰として長時間うさぎ飛びをさせ、10数名もの生徒が肉離れや膝の疲労骨折 を起こした事も大きく影響しているとか。 昔は部活でのうさぎ飛びは当たり前、どんなに暑くても水分の補…

孫の手作りクッキー(色鉛筆画)

孫娘が猫型(ヤムチャ)のクッキーと マーブルケーキを作ってきてくれました。 嬉しかったので冷凍して時々眺め、 絵に残してから美味しく頂きました。 Sちゃん、有難う!(^^)。

読書感想『健康格差』(NHKスペシャル取材班)

[内容] 健康格差が生じる原因と、それを解消する為の様々な方法と国内外の取組み を紹介している。 副題は『あなたの寿命は社会が決める』 [感想] 本書はNHKで放送された番組の内容を中心に、取材を加えて執筆されたも ので、人が病気にかかる確率や寿命…

ご近所トラブルの時に引っ越せる人はまだ幸せ。

「持ち家と賃貸はどちらがいいか?」 これは昔からよく議論されているテーマで、どちらにもメリット・デメリット があるが、ライフプランにもよるので決め付けることは出来ない。 只、平均寿命が80歳を超えた今、家の生涯コストの平均は賃貸より持ち家の方 …

シャインマスカット (色鉛筆画) 

シャインマスカットは元々日本の特産物だったが、 中国に流出して産地化されてしまった。 開発者の権利を守る為に種苗法が改正されたが、 中国のパクリ問題は様々な分野で起きており、 流出に歯止めをかけるのは難しそうです。

読書感想『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』       (浅田次郎)

[内容] 単行本未収録のものを中心に編集されたエッセイ集。 [感想] 著者の作品は幅が広く、どの分野にもヒット作があり受賞も多数。 日本ペンクラブ会長他、幾つかの文学賞の選考委員を歴任しているが、遅咲き の作家で「デビューまで30年近くも売れぬ物…

都合によって使い分けられる言葉 “区別”と“差別”

先日(23.3月)群馬県の日本語学校が、学費の支払いを巡って一部のウクライナ 避難民の学生とトラブルになり、理事長が彼らを「難民貴族」と発言。直後に 県から行政指導を受け、退任するという出来事があった。 日本国民の多くがウクライナ避難民を支援してい…

おでん(色鉛筆画)

おでんは手抜き料理?という論争を読んだことがあるが、 餅巾着や結び昆布など、練り物以外を全部手作りにしたら、 それなりに手間は掛かります。 手抜きと言うなら、一度自分で作ってみて下さい (笑)。

読書感想〈漫画〉『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』 『戦争めし』

★『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』 (汐街コナ、ゆうきゆう) [内容] 汐街氏が過労自殺しかけた時の経験を描いた漫画が書籍化されたもの。 [感想] 著者はプロのイラストレーターだが、この本に登場する人物は皆、まるで幼児 のいた…

高齢者の脳の劣化について思うこと 

厚労省によると、2020年現在65歳以上の認知症の人の数は約600万人で、 2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になると予測されている。 認知症の症状が出現する病気の中でも特に多いのが、 「アルツハイマー型」「レビー小体型」「血管性」の3つで、認知症…

透ける水仙とシャボン玉 (色鉛筆画)

春になって庭の水仙が一斉に花開き、 カナチョロも姿を見せるようになりました。 ヤムチャ(猫)に捕まらないようにね(^^)。

読書感想『刑務所のタブー』(窪田順生 他)

[内容] 元受刑者・検事・刑務官・教誨師などによって、犯罪及び刑務所の実態が語ら れている。 [感想] 記事の殆どが受刑者の顔写真付きで、有名事件ばかりを扱っている。下記は その一部で、どれも興味深い内容だった。 ◎新潟少女9年2カ月監禁事件 (佐藤…

妹が見た亡き兄の夢 

眠っている時に見る夢は、全て脳科学で解明できると断言する人達がいる。 しかし夢にまつわる不思議な話は世界中にあり、私も稀にだが、 どう考えて も“無意識の脳による作り話”とは思えない夢を見ることがある。 今日は、妹が見たそんな夢の話を書こうと思…

赤いランドセル(色鉛筆画)

今時のランドセルは色とりどりで楽しいですね。 この地に引っ越して初めての入学式でのこと。 私以外のお母さんは全員黒の礼服姿で、九州の学校 との違いにビックリ!べつに恥ずかしくはなかったけど、 チラチラ見られて落ち着かなかったです^^;。 ※今はお母…

読書感想『映画を早送りで観る人たち』(稲田豊史) 

[内容] 主にZ世代の若者へのインタビューを通して、彼らが映画や映像を早送りで観 る理由と、その背景を様々な角度から考察。 [感想] 若者の多くは、映像の倍速視聴・10秒飛ばしが習慣化しており、ネタバレ・レ ビューを読んでから観る人も多い。その理…

まだ自分のお墓を用意できていない 

以前趣味仲間5~6人と、ドライブがてら作品の展示会に行った帰りのこと。 いつもなら喫茶店に入って皆でお喋りを楽しむところだが、展示会場の近く に住むSさんが、彼女の自宅に誘ってくれた。 長いアプローチの先に建つその家は100坪を超える大きさで、広い…

ガラス花瓶の花(色鉛筆画)

A5サイズの絵をA4に拡大コピーしてみました。 縮小コピーは何回か経験していたけど、拡大は初めてで 予想以上に塗りムラやアラがハッキリ見えてアリャ~^^;。 これは、それを色鉛筆で少し補正したものです。

読書感想『暴政:20世紀の歴史に学ぶ20のレッスン』     (ティモシー・スナイダー)

[内容] 世界大戦前後に台頭した独裁政治国家の歴史に学び、政治の暴走をどのように 阻止すべきかを解説。 [感想] 著者はイエール大学の教授で歴史家。本書はトランプ氏の大統領就任に危機感 を抱いて緊急に出版されたものだそう。 ナチス・ドイツとソビ…

やり過ぎの社宅ママトラブル

周りの人に相談するというやり方で、誰かを攻撃する人がいる。 昔、社宅の同じ班のAさんと、家の前で互いの子供(幼児)を遊ばせながら 立ち話をしていた時のこと。彼女が突然涙ぐんで俯いた。 驚いて訳を聞いたら「Kさん (近所の奥さん)が会社の社宅担当者…

木目込みのお雛様(色鉛筆画)

木目込み人形作りが趣味の知人女性。 一人娘が結婚する時に、嫁入り道具として お雛様を一式作って持たせたと言っていました。 素敵ですよね(^^)。

『子どもの貧困連鎖』(保坂渉、池谷孝司)

[内容] 日本の子供の6人に1人が、相対的貧困状態にあるという。本書はその実態を 調査・分析したノンフィクション。 [感想] 極貧家庭の子供は人生のスタート時点で、既に可能性の門戸を閉ざされている ことが多いと言われる。本書に登場する多くの事例と…

顔色一つ変えずにお金をごまかした女性

今はどこのお店も、お金の計算はレジが自動でやってくれるので、昔のように お釣りを間違えるなんてことは滅多に無くなった。 しかしレジを使わない業種の場合は、たまにトラブルが起きる事がある。 15年程前スポーツ施設の会員になり、1年分の会費を支払っ…

キセルをくゆらす人(鉛筆画)

私が小学生の時、 祖父がキセルに葉を詰めて火を点け、 ふかし終わって燃えカスを落とすところまで ジーッと見つめていたことがあります。 何がそんなに面白かったんでしょうね(笑)。