ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

まだ自分のお墓を用意できていない 

以前趣味仲間5~6人と、ドライブがてら作品の展示会に行った帰りのこと。

いつもなら喫茶店に入って皆でお喋りを楽しむところだが、展示会場の近く

に住むSさんが、彼女の自宅に誘ってくれた。

 

長いアプローチの先に建つその家は100坪を超える大きさで、広い玄関ホール

には重厚な衝立が置かれ、さながら料亭にでも案内されたよう。

 

もっと驚いたのは、庭の奥まった場所に立派なお墓があったことだ。そのお墓

は先祖代々その場所で守られて来たそうで、Sさんは「お墓参り、楽よ~。」と

笑っていた。

 

私の長男次男は婿養子ではないが、2人とも奥さんが実家のお墓の継承者なの

で、あちらの墓守となる予定だ。必然的に三男が私の墓守となるわけだが、私

はまだ自分の骨を納める場所を用意していない。

 

Aさんのように自宅の庭にお墓を建てられれば楽だが、そんな広さは無いし、

何よりも現在は法律により新たな個人墓地の許可は出ない。

(ペットの遺骨を家の庭に埋葬するのはOK)

 

息子達を煩わせない為にも納骨場所を確保しておかねばと思い、先日色々調べ

てみた。

 

生涯独身(予定)の三男も入れるよう、墓石ではなく永代供養をしてくれるマン

ション形式の納骨堂が良いだろう。出来ればお寺とは関係の無い所がいい。

そう考えて近場で募集している公営の納骨場所を検索してみたところ、どこも

条件の一つに「現に焼骨を所持している方」と明記されている。

つまり、私が生きている間は買えないということだ。

 

結局三男に「丸投げするようで申し訳ないけど、納骨代は残しておくので私が

死んだら兄弟で相談して決めてほしい。」と伝え、これ以上心配するのはやめた。

 

自分の死後に関して希望することは何も無いので、まあ好きにしてくれて構わ

ないのだが、只、自宅に何年も遺骨を安置しておくことだけはNGだ。

我が家の場合120%有り得ない話だが、違法では無いそうなので念のため(笑)。

(ペットの遺骨を家に置いてるのはOK)