今はどこのお店も、お金の計算はレジが自動でやってくれるので、昔のように
お釣りを間違えるなんてことは滅多に無くなった。
しかしレジを使わない業種の場合は、たまにトラブルが起きる事がある。
15年程前スポーツ施設の会員になり、1年分の会費を支払った時の事。
受付の女性(A)から、領収書を書くのに少し時間が掛かるので先に運動をして
来て下さいと言われ、ちょっと引っかかったが言われる通りにした。
で、ひと汗かいて受付に戻ったところ、Aは帰宅しましたと言われ、続けて
「1万円足りなかったそうです。」と言われて思わず「は?」。
私はちゃんと数えて渡し、Aも私の目の前で数え直していた。しかしその人は
「私も確認しましたが、確かに1万円足りませんでした。」と譲らない。
もし足りなかったのなら、なぜAはお金を数え直した時に言わなかったのか。
もしかしたらこの女性もグルなのか?と思ったが、多分1万円札を抜いてから
渡したのだろう。
ここで彼女達の上司を呼んで争うという選択肢もあったが、年払いで2万円近
く割引になっていたのと、今後1年間ギクシャクが続くことを考えたら何だか
面倒になり、(間違った対応だが)1万円を支払った。
で、帰宅後すぐに、家計簿の現金袋と財布のお金を確認したところ、やはり
1万円足りなかった。(つまり1万円多く払っていたということ)
本当は週に2~3回のペースで通う予定でいたが、翌日又その施設に行き、受付
のカウンターに並ぶ数人の中から敢えてAを選び、どんな対応をするか顔色を
窺い見た。しかしAは昨日のことには触れず、最後迄しれっとしていた。
Aの人相は、しいて言うと“奇麗でしっかりしたお母さん”タイプ。
通常なら「まさかこんな人がコソ泥を?」と自分の勘違いを疑うところだが、私
はAの見た目とのギャップに得体の知れなさを感じ、穴があくほど見つめてしま
った (笑)。
いずれにせよ、領収書は支払った直後にもらうもの。皆さんもどうぞ気を付けて。