ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

中高年になってから大学で学ぶ人

一番上の姉は勉強がよくできた。高校生の時に模範生で表彰され、卒業する少

し前には、担任の先生が「是非大学に進学させてほしい。」と父に話しに来た。

その時父が「うちには下に5人の子供がいるので-(略)-大学には男の子(一人息子)

だけしか行かせられません。」と、少し困った顔をしたのを憶えている。

 

姉は50歳の頃に、大学の通信教育を受けている。先日姉と電話で話した時に、

どうして受けようと思ったの?と聞いたところ「人生の折り返し地点で、何か思

い残すことは無いかと考えた結果。」という答えが返って来た。

 

通信制大学の入学は簡単だったが、卒業は予定より時間がかかったという。

何が大変かというと、仕事と家事を両立させながら、スクーリングや試験の為に

泊りがけで遠出をしなければならなかったこと。

無事卒業が決まった時、教師から大学院に進むことを勧められたが、ダンナさん

の理解があったから出来たけど、これ以上はもういいかなと思ったという。

 

中高年になってから本格的に学問に取り組む人は、本当に凄いと思う。

私にはまず無理だ。今の私の脳は“ところてん突き器”に似て、新しい知識を

入れると、前に入れた知識は皆押し出されてしまう。要するに覚えられない(笑)。

 

この間孫娘と、チェスをした。教えてもらいながらの対戦だったのだが、戦略

を練る以前の問題で、駒の動かし方を間違えてばかり。今更だが己の頭の悪さに

ショックを受け、孫が失敗を笑ってくれてるうちに、初歩だけでも勉強すること

にした。如何せん“ところてん頭”なので、どこまでやれるか自信はないが^^;。