ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

子宮摘出手術の時の事と、その後の子宮がん検診

 

47歳(23年前)の時に開腹による子宮全摘手術を受けた。病名は子宮腺筋症で、

入院日数は2週間。何年も我慢してきたが、後半の数年は、月に数日は夜中

に眠ってても呻き声が出るほど痛みが酷くなったため、手術を決心した。

 

手術の時、麻酔の効きを確認する為に、先生が「痛かったら言って下さい。」

と言ってピンセットで私お腹の皮をつまむのを繰り返し、3回目の時のことだ。

「(微かに)痛いです。」と答えたら、「痛いわけないよ。」ともう一人の先生に

言って、スーッとお腹にメスを入れたので、動けない体で焦った。

 

しかし痛みは感じず、その直後にストンと深い眠りに落ちて、今度は内臓を

ググッと引っ張り出される、強烈な不快感で意識が戻った。

同時に、以前にもこれと全く同じ(内臓を引っ張り出される)経験をしている

ことを思い出して、「あの時と同じだ。」と思っていた。

 

次に目覚めたのは病室のベッドの上で、手術は無事に終わっていた。

成人女性の子宮は普通は鶏卵大だが、私のはダチョウの卵程の大きさになって

たそうで、それじゃ体が悲鳴を上げるわけだと思った。ちなみに、開腹手術

の経験はこの時が初めてで、手術中に“思い出した”のが何かは分からない。

 

卵巣は残ってたのでその後特に問題は無かったが、子宮がん検診だけは毎年受

けていた。ところが8年前に(初めての)病院で医者から、「子宮が無いので、がん

検診は必要無いですよ。」と言われ、今迄のは一体何だったんだ?と一人苦笑い。

 

でも何年か前に、子宮摘出手術をした人に子宮断端癌などが見つかる時がある

ので検診は受けた方が良い、という記事を見つけてビックリ! 

結局私はそれ以後受けてないが、若い人はきちんと受けた方がいいと思う。