ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

犬のクッシング症候群 (うちの場合)

 

クッシング症候群 = 副腎からのホルモンが過剰に分泌されて、様々な症状
を引き起こす。早期発見が重要だが、老化現象と勘違いされることが多い。

 

ムク(長毛の中型犬♂)が、この病気になったのは13歳の時だった。
以下は看取り迄の簡単な記録で、少しでも同病の子の参考になれば幸いです。

 

[診断された日] この日は「軽い血尿・血便・下痢」で病院へ。「軽い皮膚病
でお腹も少し膨れてる。」などから、クッシング症候群を疑われて血液検査。
МRIは受けていないが、脳下垂体の腫瘍が原因だろうと言われる。この時に
白内障と心臓が少し悪いことも分かり、この日から4年間「クッシング薬。
皮膚の塗薬。心臓の薬。目薬。胃薬。」を続けた。以後、混合ワクチンは中止。

 

[6か月後] 多飲多尿で食欲も過剰気味。軽い血尿血便を2回。皮膚が少し石
灰化してきて、一部黒ずむ。毛の6割程を バリカンでカット。通気の良い服を

着せ、塗薬の量は状態を見て判断。留守番させるとクンクン鳴くようになる。

 

[2年後] ずっと元気だったが、食が細くなる。散歩に出たがらなくなり、庭
での外気浴に変更。幸丸腫になり、最後は私の握りこぶしほどの大きさになった
(痛みは無い)。手術が出来なかった為、傷つけぬよう布袋を作って被せて保護。

 

[2年半後] 反応が鈍くなり、お漏らしが日常化。女性用の尿パットを腰に巻
いてガムテープで止め、上から薄手の腹巻をする。(パットを巻いてる時間は短め)

 

[3年後] 認知症による徘徊が始まる。家具の配置を変えて、家中好きに歩か
せた。目に神経症状が起き、「右→左→ハッとしたように又右側を見る」が頻繁に。

 

[死の3か月前] 軽いてんかんの発作数回。

 

[4年目の日] 意識の無い状態に陥る。この4年間殆ど苦しむことが無かったが、
この時は私が今迄看取った犬猫の中で、一番強く苦しんだ。その為2日目の朝、
息子が病院に(強い)苦痛緩和の座薬を貰いに行き、それを使った数時間後に永眠。

ムクは発病後も穏やかで無駄吠えも無く、最期の時はちっちが寄り添ってくれた。