ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

子供の予防接種の副反応

長男が赤ん坊の時、日本ではまだ子供達に種痘(天然痘の予防接種)が行わ

れていた。この予防接種は副反応が強く、重い後遺症を残す子もいた。

 

長男も生後11カ月の時に通知が来て接種したが、医者も入院を迷うほど

副反応がキツく「これで何かあったら本末転倒ではないか。」と後悔した。

※ この数年後、天然痘の世界根絶宣言により種痘は廃止される。

 

幼稚園に入ってすぐ幾つかの感染症にかかったが、長男はかかりつけ医か

ら「この子は病気も予防接種も重くなる子だなあ。」と言われるほど、いつ

も症状が強く出て、特に麻疹の時は幻覚が見えるなどして本当に心配した。

 

長男二男の小学生時代は、学校でインフルエンザの集団予防接種が行われて

いた。しかし当時のワクチンは今ほど質が良くなく、母親たちは副反応の

情報交換をして「どうしても受けなきゃいけないの?」と、心配顔。

 

ある日、我が子は受けさせませんと伝えた母親が、担任から「予防接種は、

接種を受けられない体の弱い子達を守るためのものです。自分の子だけ受け

させないというのはエゴです。」と、キッく叱られるということがあり、

結局皆さん、子供が学校で嫌な思いをすることを心配して、方針に従った。

 

でも私は、風邪気味を理由に受けさせなかった。長男の幼少時のことと、

二男も病気で入院したことがあったからだ。(2人共普段は元気モリモリ)

 

当時は“学童防波堤論”なる考えがあり、それに対して様々な批判があった

ことは後に知った。ワクチンのメリットは承知している。しかし人には色々な

事情があるので十把一絡げの扱いにならないよう、配慮は必要だと思う。

 

その後ワクチンは改良され、現在は家族全員病院で接種している。他のワクチン

も同様で、3男の場合、麻疹は予防接種で驚くほど軽く済ませることが出来た。

ただ子宮頸がんワクチンに関しては、訴訟内容を読むと素人には今一つ難しい。