12年前、大腸ポリープの切除手術を受けた。 (脳梗塞の半年後で58歳)。
その翌年にもう一度内視鏡検査を受け、その後は毎年検便だけで済ませてい
たが、去年の11月に便潜血陽性と出て、内視鏡検査を受けることになった。
12年前の手術の時、3コのポリープの内の1コが癌の一歩手前だったことも
あって、主治医の説明はそれを踏まえたものになり、その内容に驚いた。
大腸ポリープの手術をした人は、手術後3年おきの内視鏡検査が必要だそう
で、しかし、私はどの医者からもその話を聞いていなかった。
(最初の主治医は手術が出来なかった為、紹介により今の病院は3軒目。)
「えっ、今まで内視鏡検査を受けてこなかったの? それはえらいこっちゃ。」
「その都度新しく出来たポリープを取ってなければ、大腸癌の可能性もある。」
悔しく残念ではあるが、つまりはそういう運命だったのだろうと、不思議と
恨みがましい気持ちは湧かず、手術日までの毎日色々なことを考えながら、
家の片づけや不用品の処分などに明け暮れた。
そして検査の日に出た結果は…「1コのポリープも無し」
先生も「良かった良かった。」と笑っていて、嬉しい拍子抜け。
今回私はラッキーだったが、日本人の死因の一位は癌で、大腸癌はその中でも
トップ3に入る。今は問題がない人も、ある程度の年齢になったら便潜血検査
は受けた方が良いと思う。