[内容]
国内外の反日勢力が仕掛ける各種工作の実態を明らかにし、日本はどうあるべきか
対処法が示されている。
[感想]
著者は国際政治学者、福井県立大学名誉教授。
最も警戒すべきは 平和、核廃絶、国連、地球環境、差別解消 といった“綺麗な
言葉”であり、これらを唱える人々の背後では常に腹黒い勢力がとぐろを巻いてい
ると、一貫して厳しい指摘が続く。元安倍総理を強く支持しており、その辺りも興
味深く読んだ。以下に解説の一部、「」内には著者による各章ごとの“ポイント”を。
第1章[同盟・外交・憲法]…日本を取り囲む現実とアメリカの本音について。
「“平和憲法”があるから動けない云々の言い訳を許してくれるほど、アメリカはお
人好しではない。日本頼りにならずと判断すれば単に見捨てるに留まらず強大な
敵とも化しかねない」
戦後日本における平和憲法の原理原則①非核三原則②専守防衛③集団的自衛権の不
行使…は、間違っても自らが採用してはならない自傷的政策の典型であると指摘。
またNPT(核兵器不拡散条約)体制への期待は危険である…と警鐘を鳴らす。
第2章[核兵器]…各国の核開発とそれに関わる歴史、日本の政治家の姿勢について。
「日本は独自核抑止力を持つべきではないというのは、洗脳の最たるものである。」
日本が中・朝・露の戦略的脅威に晒されている現実と、核兵器所有に反対する人達
の掲げる理由に対して、欧米のシステムとイギリスの戦略を示して反論。
日本は唯一の被爆国であればこそ、再度の国民大虐殺を防ぐため、核抑止力を保有
する資格がどの国よりもあり、それは憲法違反ではないとも。
第3章[米中対立]… 台湾有事を中心に、日・米・中の関係について。
「日本は第三者ではなく、否応なし最前線でこの“新冷戦”構造に組み込まれる。」
日・米・中・台湾のトップや軍には、表には出ない動きがあることを明らかにし、
台湾有事は日本有事・日米同盟有事であると断言。また、中国はいかなる米・中脱
炭素合意が出来ようが、ハナから守る気はない…など、中国のやり方を指摘。
第4章[国連]…国連の歴史と、その実態について。
「国連人権理事会は人権蹂躙をもみ消すための機関、というとまさかと言う人も多
いだろう。しかし事実であり、しかも改革不可能である。」
国連安全保障理事会の常任理事国(米・英、仏、露、中)には拒否権が与えられて
おり、1カ国でも反対すれば決議は通らない。日本では “国連第一主義”が根強いが、
率直に言って日本国民の税金を浪費し続けるだけである。…とバッサリ。
国連は「強い言葉を使った声明を書くだけで、その後の面倒はみない。」と非難さ
れている。実際ネットには、“机上の空論” “ 仲良しクラブ”などと揶揄する言葉も
多く、今や誰も国連の声明で何かが解決するなどとは思っていないのでは…。
※国際連合(国連)は、第2次世界大戦の戦勝国が中心となって1945年に設立され、
敗戦国だった日本は1956年に加盟。ちなみに日本は、世界第3位の分担金負担国。
以下の2つの章については、著者による“ポイント”のみを。
第5章[朝鮮半島]
「ナイーブな懺悔外交は、日本にとって決定的な墓穴となりかねない。」
第6章[差別とLGBT]
「差別、地球環境…という言葉が、利権や国家解体を狙う勢力の“決め台詞”。」