ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

私の横にいたのは私?

50代の時のこと。その日私は、家で天井までの高さの窓ガラス拭きをして

いた。作業を終え、足を乗せていた窓枠から横の椅子に移動する時、私は

その椅子がキャスター付きなのを忘れて、無造作に足を乗せてしまった。

 

その途端に椅子は、ビュンと部屋の端まで飛んで行き、取り残された私は、

1m程の高さから仰向けの姿勢のまま床に落ち、したたかに腰を打ち付けた。

 

それから30分近く起き上がれず、じっと仰向けで横たわったままでいた。

そしてようやく起き上がった後、打ち身だけのようだったので、腰に湿布を

貼って早々に寝た。

 

その翌々日のことだ。夜中にふと目を覚ましたら、私と同じ仰向けの姿勢で、

私にくっ付いて並んで寝ている、まるで影のような人が居た。

 

私は驚いてそれを見つめ「え?何?誰?」と思った途端、その影は同じ姿勢の

ままスッと音も無く私の方に動いてきて、私と一体になった。

その瞬間、自分でも不思議なのだが「あれ?私だったのか!」と合点した。

で、翌朝目覚めてから、昨夜起きたことに今更ながら驚いていた。

 

その後は時々思い出す程度だったが、数年後に同じ経験をした人はいないかと

ネットで探してみたら、一人だけ「高い所から落ちた時に幽体がずれることが

ある。」と書いてる人を見つけた。本当にそうなのかは確かめようがないが…。

 

思うに、不思議体験を書いてる人は沢山いるが、いざ探してみると、自分と全

く同じ経験をしてる人を見つけるのは、結構難しい。探し方が下手なのか?