保護猫の譲渡会は、真夏に行なっても貰い手が少ないので、涼しくなってから開催
することが多い。しかし今も動物ボランティアをしている知人によると、今年は1
匹も貰い手がなく「こんなことは初めて。」と嘆いていた。
今年の秋は私の身内の間でも、立て続けに3件のノラの子猫問題が発生した。
1件目は北海道に住む私の長姉宅でのこと。
庭に2匹の子猫が出没するようになり、お腹を空かせているようなので毎日ご飯を
あげて様子を見ていた。しかし北海道の冬の訪れは早く、このままでは凍死は免れ
ないので保護することに。
人慣れしておらず素手で捕まえることが出来ないため、市内の動物ボランティアで
捕獲器を借りようと思ったが、意外と賃料が高く規約も面倒だったため、それなら
と通販で購入。2匹共何とか捕獲器に入ってくれて、無事姉の家の子になったと聞
いた時は、とても嬉しかった。
2件目は次男の娘が学校の帰りに公園で遭遇した、2匹の子猫だ。
猫達は段ボール箱に入れて捨てられていて、箱の中には「家庭の事情で飼えなくな
りました。どなたか可愛がってあげてください。」と書かれた手紙が入っていたと
いう。ノミ駆除もしてあると書かれていたが、病院の診察ではノミの糞が残ってお
り、お腹に虫もいたためどちらも駆除。体は痩せていて、ご飯をあげたら凄い勢い
で食べたそうだ。
それにしても…と思う。保健所や山に捨てるよりはマシかも知れないが、無責任極
まりない行為で、きょうび犬猫の遺棄はれっきとした犯罪であることを自覚してほ
しい。次男の家には既に、何年か前に保護した猫が1匹飼われていたが結局2匹共
引き取って、今は先住猫を差し置いてヤンチャぶりを発揮しているとか(^^)。
3件目は、去年亡くなったヤムチャ(猫)の命日に、次男と孫娘に連れられて我が家
にやってきた子猫だ。その少し前から次男宅の庭に出没するようになり、お嫁さん
がご飯をあげて様子を見ていたが、冬が目の前に迫っているので急きょ保護したの
だそう。実際翌日は一気に冷え込み、軽い風邪と下痢だったので1日遅れていたら
危なかったかも知れない。次男家族の決断にも、有難う…だ。
我家には同居の3男が居るとはいえ、私は既に後期高齢者。もう犬猫は飼わないつ
もりでいたので迷ったが、私に何かあった時は次男宅で引き取ると言ってくれたの
で連れてきてもらった次第だが、背骨がゴツゴツするほど痩せている姿を見ていた
ら、不憫さと可愛さもひとしお。
少しずつ終活を始めていたのに「この子を最後まで見守りたい。」と思うようにな
ったのは、良いことなのか悪あがきなのか…^^;。
ちなみに猫は、昔から “イエネコ”と呼ばれて人のそばで暮らして来た生き物。
生まれ育った自然の環境の中で、自分で食べ物を得て連綿と命をつないでいく野生
動物とは全く別物なので、捨てられた猫は殆ど生き残れないのが現実だ。