昔食事の席で知人女性が、ビールの入ったコップに手をかざして気を抜い
て見せたので、その場に居た全員が驚いたことがあった。
数年前のこと。ミカンが酸っぱかったので、1個丸ごと手のひらに包んでみ
た結果、30分後には思ったより酸味が和らいでいたので喜んで食べた。
まあこれは単に酸っぱみの原因のクエン酸が消費されただけで、ハンドパワ
ーでも何でも無いのだが(笑)。
ハンドパワーを謳うものには詐欺が多いので、胡散臭いイメージがある。
しかしイエス・キリストを始め、昔から手を当てて病人を治したという話は
世界中にあり、何らかのパワーを持つ人はいるのだろう。
これは実行している人が多いと思うが、私も腰痛や膝痛・ばね指が起きた時
などは、症状が軽ければ、自分で文字通りの“手当て”をする。
手当ての方法は「患部に5~10分程手のひらを当てて同時に呼吸法をする」
これだけなのだが、こうすると血流が良くなるのもあって、痛みが軽減する。
血圧や体温が、深呼吸で一時的に少し下がることもよく知られている。
私は毎日降圧剤を服用しているのだが、それでも血圧が高過ぎる時があり、
そういう時や、微熱が出た時は呼吸法をするようにしている。
ただ私の場合は、深呼吸だと少し頭がクラクラしてくるので、正確には
“ゆっくり呼吸”だ。これは私のやり方が下手なのもあるが、元々酸欠っぽ
くなりやすいのと関係があるらしく、そういう人は要注意だという。
いずれにせよ、これらはあくまでも一時的なものなので、病院で診てもらう
時期を間違えて悪化させないよう気を付けて下さい。