ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

打つ人、打たれ弱い人。 

40代の4~5年間、週1のペースでママさんバドミントンを楽しんでいた。

メンバーに1人断トツに上手な人(Gさん)がいた。まだ30代半ばで、我々

40代のおばちゃん達とは、体力は勿論ステップからして違う。手加減してく

れていたが、それでもGさんのスマッシュは誰にも返せなかった。

 

ある日、私達の練習を見学していた女性が、ちょっとだけ仲間に入れてと声

を掛けてきた。結構な腕前だったので、Gさんとシングルで戦うことに。

結果、Gさんはその女性のスマッシュを一つも返せなかった。

私達は、彼女の打たれ弱さに驚いたが、下手くそなおばちゃん達だけを相手

にしてたら当然で、彼女はもっと強くなるべく他のチームに移って行った。

 

次に書く“打たれ弱さ”はスポーツではなく、精神面の方だ。

人を理不尽に打ちつける人には様々なタイプがおり、よく言われるのは、

 

・置かれた立場や環境に、自分は偉いと勘違いしている。

・本当は臆病なため、攻撃は最大の防御とばかりに威圧して見せている。

・人の心に配慮できず、何を言っても許されると思っている。 等々

 

こういう輩は「反面教師」「この経験は自分を強くする」と思ってやり過ごし、

自分のすべきことに集中するのが賢明だと言われる。実際、意外と根幹は弱そ

うなタイプが多く、思いがけず強いスマッシュを打ち返された途端、別人の

ように萎えてしまった人を見て驚いたことがある。

 

ただし、年を取ると体だけでなく心も弱くなりがちなので、事情が許すなら

老人は“打つ人”とは離れた方がいいかもしれない。知人に「私は攻撃される

と燃えるのよ。」と言って憚らない婆さん(良い人)がいるが 、彼女は例外だ(笑)。