ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

猫を残して夜逃げした夫婦 

10数年前、2人暮らしの中年夫婦が5匹の猫を置いて夜逃げした。

知人に相談されて家を見に行ったところ、窓越しに見えた室内(借家)は雑貨

もゴミも一緒くたで散らかり放題。

 

5匹は近くの神社などに隠れていて、内1匹は4匹の子猫を産んでいた。

幸い相談してきた人(Oさん)が協力的な人で、1週間かかったが全頭に不妊

手術を施し、子猫は彼女が1匹だけ引き取り、それ以外の子も全部貰われて

いった。この後は近所の人と協力して、成猫達は死ぬ迄彼女がその場所で

外猫として面倒を見るということになり、私はそこで引き揚げた。

 

実は私は、外飼いはしたことが無い。交通事故が心配なのと、万が一近所と

トラブルになる事を考えると、住宅街では室内飼いがベストだと思うからだ。

 

我家では、一番多い時には6匹の猫がいた。私が見つけた1匹以外は全部人

から相談された猫で、それぞれ事情があって里子に出せなかった子ばかりだ。

当時は犬も1匹居て(この子は元夫が買った犬)、正直言うと自分の年齢を考え

て「これ以上増えたらどうしよう…。」と不安になることもあった。

 

やはり何事にも限度というものがあるので、環境と周りの理解が得られるの

ならば、不妊手術を施して、その場所で終生面倒を見るのがベターだと思う。

 

話を夜逃げの夫婦に戻そう。彼らは普段からいい加減な飼い方をしていて、

猫達は半ノラ状態の上、どの子も痩せていたという。見かねたOさんがこっ

そり猫にフードをあげていると、必ず窓から怒声が飛んできたそうだ。

 

よくニュースにもなるが、ヘタな飼主のいる犬猫はノラを助けるより難しい。