50代前半のある日、とてもリアルな夢を見た。
場所は少し昔の中国で、私は土を固めただけの広い土間のような場所
から、庭で遊ぶ飼い猫たちを眺めていた。
そこへ凶暴なオス猫が何匹も乱入してきて、庭の子猫たちを襲い始めた。
私は、今 戸を開けたら中に居る猫たちまでやられてしまうと、パニック
になって悲鳴を上げ、そこで目が覚めた。
それからおよそ10年後のある朝のこと。息子が起きてこないので、寝坊
でもしたかと起こしに行ったら、既に目覚めていて「嫌な夢を見た。」と
言う。 私はすぐに、あの夢だ!と思った。
(私) 「子猫たちが襲われたんでしょ?」
(息子) 「うん。(驚)」
(私) 「場所は中国で、土間みたいなところ?」
(息子) 「そう。すずも居た。」(すずは現実の飼猫)
そこから息子が話してくれた内容は、私の見た夢とほぼ同じだった。
この息子は6年生の時、死んだ子猫達が入った紙箱を道端で見つけ、それを
胸に抱いて泣きながら帰って来たような子だ。たとえ大人になっていても私
がそんな後味の悪い夢の話を聞かせる筈が無く、本人も初耳だと驚いていた。
この夢の訳を調べたかったが、脳科学、スピ系など観点によって答えがバラ
バラだろうし、しかも、どれも推測でしかない。深く考えないことにした。
ただ、夢とはいえ息子とすずは助けに行ったのに、私はパニックを起こした
だけ。 あのヘタレが私の本性か!?…と、ちょっとだけ引きずった^-^;。