[内容]
家相や風水の間違いを指摘し、その理由と家づくりの心構えを解説。
副題は「『賢い知恵』と『捨てる迷信』」
[感想]
著者の肩書は、現代家相研究家。
自身も3度の家づくりと、6回のマンション購入を経験しているという。
「鬼門など怖がるな。家相や風水とはまともに付き合うな。」と言い、
ではどうすれば良いかを、これらの成り立ちと共に、具体的事例を挙げて解説。
ただ、本当に快適な住まいをつくるためには、「(太陽の)方位学」は必要だそ
うで、それについての説明と、家づくりに役立つ昔からの知恵も紹介している。
「住みよい家こそ良い家。」
「方位や年まわり、家の形や間取りだけで、人の運勢が決まるものではない。」
私も引っ越しや家を建てる時に、家相・風水を取り入れなかったくちだが、
やはり駄目出しされた時は少し気になったので、この言葉に頷きながら読んだ。
それでもどうしても気になるという人は、
それで心の平安が保てるのなら、がんじがらめに縛られない程度に取り入れる
のは構わないと思う。
ただ、家相・風水は古くからあるというだけで、それはしきたりでも何でもなく、
又流派によって異なる部分もあるので、人の家を批判するのだけはやめてね^^;。
著者は本書の他に、現代家相学を用いた家づくりについての本も出版している。