ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

去年、手根管症候群の手術を受けた。

61歳の時(9年前)、右手を検査した結果、手根管症候群と診断された。
(手根管症候群=正中神経の圧迫により、親指から薬指の領域に痺れが発生する。)


その数年前から痺れと軽い痛みがあったが、自然治癒を期待して放置していた。
医者に手術を勧められたが、専用のアルミ板を右手に固定して寝るようにしたら、
明け方の“痛みと痺れの増幅”が軽くなった。


だがその効果も数年で無くなり、右手は常に痺れた状態で力も弱くなっていった。
それでも我慢し続けたのは、ネットに「内視鏡手術で神経を傷めた」と書いている
人が何人もいたからだ。神経を傷めるくらいなら、痺れの方がましだと思った。


しかし、小さなものが掴みづらくなってきたため、去年の春に再検査をした。
結果、右手の神経が潰れてしまっていて、このままではもっと酷くなりますよと
言われ観念した。(せっかく再開したお絵描きも、この前後半年ほど中断。)


内視鏡は使わない手術方法で、局所麻酔後、手の平を2cm程切開。最後に5針
縫って1時間で終了。 (内視鏡手術も熟練した医師が行えば安全だそう)
癒着していた神経も、傷めることなくきれいに剥がされ、先生に心から感謝。
その後傷口が痛むようなことも無く、生命線と被っているので傷跡も分からない。


手術によって、夜中の痛みと痺れの増幅・ほてりは完全に無くなったが、実は
今も右手は常に軽く痺れている。手術の決断が遅過ぎたせいだ。
あと、手術をしても筋力が戻らないことがあるそうなので、我慢もほどほどに。

ちなみに手術は日帰りで32,000円、生命保険の給付額は12,000円だった。