失明の恐れもあったそうで、手遅れにならず本当に幸いだった。
網膜剥離の初期には飛蚊症が起きることがあり、急に飛蚊症の影が増え
たり視力が落ちた場合は、すぐ眼科で検査を受ける必要があるという。
私は13年前に、加齢による飛蚊症と診断されており、眼にはいつも小さな
点が沢山浮いていて、右目にはロープのように揺れる輪も見えている。
ところが2か月ほど前に突然、左目にも少し大きめな輪と米粒大の黒いもの
が出現。おまけに微かに薄いススまで見え出したので気になっていた。
そんな時に小林幸子さんの記事だ。やはり眼科で調べてもらうことにした。
結果は「眼の老化が進んで硝子体の濁りが増えてる。」ということで、網膜剥離
は起きておらず、一安心。
ところで網膜剥離には様々な原因があり、私も代表的なものは知っていたが、
「白内障手術を受けた人は、後部硝子体剥離が起きやすくなる傾向がある。」
「アトピー性皮膚炎の人は、いつも顔を掻いたり叩いたりすることで起きる。」
この2つに関しては知らなかったので、自分もいつか白内障の手術が必要にな
る可能性があることと、アトピーの人、特に子供さんのことを考えてしまった。
網膜剥離が起きた時、体や目を動かすと更に剥離が広がる恐れがあるので、
症状が出たら、出来るだけ早く入院して安静にしなければならないそうだ。
統計によると網膜剥離の年間患者数は約1万人で、10~20歳台、50~60歳台
の強度の近視の人に多いとあり、眼科では若い人にも「変だなと思ったらすぐ
に病院で検査をするように」と勧めている。