「内容」
黒人初の近代メジャーリーガーとなった、ジャッキー・ロビンソンの実話。
（2013年 製作国アメリカ）映画賞受賞
「感想」
1945年、ジャッキーはプロ野球球団のゼネラルマネージャー、ブランチ・
リッキーに見いだされ、初の黒人選手として契約を結ぶことになった。
契約の時にリッキーから、これから沢山の差別と罵倒が待ち受けているだろう
と言われ、血気盛んなジャッキーが言い返すと、「やり返さない勇気を持つ
人間になれ。」と諭される。
当時は人種差別が今よりずっと酷く、野球界もそれにもれず、球場の観覧席も
黒人と白人でキッチリ分けられていた。
差別は想像以上に壮絶で、白人至上主義者の狭量で傲慢な振る舞いには、
黄色人種である私もあの場にいたら同じ扱いだなと、ジャッキーに感情移入。
昔、ある黒人男性がテレビで、「差別には耐えられる。この差別が死ぬ迄続く
ことが辛いのだ。」と語っていたのを思い出した。
ジャッキーも頑張ったが、リッキーをはじめ彼を支えてくれる人達の存在も
大きく、メジャー選手となってからも、目覚ましく活躍してチームを優勝に
導いた。後に彼の背番号「42」は永久欠番となる。
私は野球にはあまり興味が無かったが、観て良かったと思える映画だった。
本編終了後に彼らのその後の人生が、本人の写真と共に流れるのも楽しい。
