何年か前に近所の奥さんが追突事故を起こし、お互い怪我は無かったが相手
の車が一部へこんでしまった。保険で修理させてもらおうと思ったが、新車
を要求されその後ひと月近く揉めたという。
交通事故の場合、加害者側の責任は「壊れたものを事故前の状態に戻す」と
いうものなので、結局修理で済んだが、近所の人だったのでしこりが残って
しまったという。ちなみに相手の車は新車だったわけではない。
私も、長い間ペーパードライバーだったが運転を再開してすぐの頃に、一度
だけ車をぶつけてしまったことがある。
駐車場でバックしたところ、高級車にコツンと当たってしまい、見たところ
どこもへこんでなかったが、持ち主を探して謝った。
もう一度二人で車の傷を調べたが何もついておらず、その人(女性)は問題な
いと笑っていたが、万が一の時のために電話番号を渡しておいた。
はたして、夜になったら電話が来た。
「気付かなかったけど、ダンナが確認したらバンパーに薄い傷が1本入って
たんです。」「修理ではなくその箇所は丸ごと交換したいんですが…。」
保険会社によると修理を主張しても良かったらしいが、悪いのはこちらだし
長引かせたくなかったので了承した。次年度からの保険が割り増し料金にな
るのを考え、敢えて保険は使わなかったので、それなりの金額の請求がきた。
幸か不幸かこれに懲りてその後運転には慎重になり、昨年車を手放す迄ずっ
と(運転の下手な)優良運転者だった(笑)。
ちなみに、“加害者側の保険会社に過小評価されて揉めた”という逆のケース
も結構聞くので、こちらにも注意が必要だ。