[内容]
北海道のローカル線で、1人だけの駅員として仕事を全うした男の物語。
[感想]
乙松はもうすぐ、長年勤めた駅の廃線と定年退職を同時に迎える予定で、駅長と
して最後の務めを果たす日々を過ごしていた。思えばやっと出来た赤ん坊を病気
で亡くした時も、妻が亡くなった時も、この駅に立って仕事をしていた。
乙松が一人寂しく正月を迎えようとしている時、ランドセルを背負った少女が駅
に人形を忘れていった。ここから暖かくも不思議な物語が始まる。
原作は直木賞、映画は日本アカデミー賞を受賞。どちらも良かったが、本書も
絵がうまいだけではなく、しみじみとした味わいがありお勧めです。
★『はい、わかりました。』(大野勝彦)
[内容]
45歳の時に仕事中の事故で両手を失った、義手の画家による詩画集。
[感想]
力強さと優しさにあふれた内容で、絵と書体の雰囲気もピッタリ。
本書の中から特に心に残った言葉を3つ。
「まだ足があるぞ」
「大切な人が喜ぶことをするのが人生ぞ」
「人はこけなければ起きることを覚えんぞ」