ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

読書感想 漫画『鉄道員』 詩画集『はい、わかりました。』

   ★『鉄道員』(原作)浅田次郎 (作画)ながやす巧

 

[内容]

北海道のローカル線で、1人だけの駅員として仕事を全うした男の物語。

[感想]

乙松はもうすぐ、長年勤めた駅の廃線と定年退職を同時に迎える予定で、駅長と

して最後の務めを果たす日々を過ごしていた。思えばやっと出来た赤ん坊を病気

で亡くした時も、妻が亡くなった時も、この駅に立って仕事をしていた。

乙松が一人寂しく正月を迎えようとしている時、ランドセルを背負った少女が駅

に人形を忘れていった。ここから暖かくも不思議な物語が始まる。

 

原作は直木賞、映画は日本アカデミー賞を受賞。どちらも良かったが、本書も

絵がうまいだけではなく、しみじみとした味わいがありお勧めです。

 

 

   ★『はい、わかりました。』(大野勝彦)

 

[内容]

45歳の時に仕事中の事故で両手を失った、義手の画家による詩画集。

[感想]

力強さと優しさにあふれた内容で、絵と書体の雰囲気もピッタリ。

本書の中から特に心に残った言葉を3つ。

 

「まだ足があるぞ」

「大切な人が喜ぶことをするのが人生ぞ」

「人はこけなければ起きることを覚えんぞ」