ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

社会人・独身の息子と暮らすということ 

同居の3男は昔から結婚願望が無く、30代後半になった今もそれは変わらない。

学校を卒業後 数年間は県外で働いていたが、転職後は生活費を入れて、家や

町内の雑事などもフォローしてくれてるので、私はこのままで問題無いと思っ

ている。あと「出たい時はいつでも家を出ていいよ。」と言ってはあるが、自宅

は3男が相続する予定なので、“相続税の特例”を考えると別居は得策ではない。

 

20年程前までは、男は家を出て自立すべしという考えが主流だった。

しかし現在、親と同居の未婚中年男性の割合は急増しており、雇用形態や人々

の意識の変化もあって、実家暮らしに関して肯定的な意見が増えている。

 

円満に暮らすには、挨拶と、不機嫌な顔をしないことが最低限のマナーとか。

甘え過ぎや過干渉・過保護はNG。(事情が無い限り)経済的・生活面で双方が

自立してるのが理想で、親の病・死と、子が一人になった時の準備も必要だ。

 

親の多くは、病気になった時に子供に迷惑はかけたくないと考えているが、

大なり小なり迷惑をかけざるを得ないのが現実だ。

 

私は運転をやめた為、三男には既に世話をかけてしまってるが、万が一手詰ま

り状態になった場合は、申し訳ないがその時は兄弟で話し合ってもらい、介護

保険などを利用して、必要ならシッターも考える。そうなるとやはり先立つも

のはお金だ。昔から老人は、そういう意味でもピンピンコロリを望み、財布の

紐を固く締めてきたのだろう。

 

コロナ禍で三男も家に居る時間が増えた。無言でパソコンに向かってることが

多いが、時々おバカなジョークを飛ばしてくるのと、飼猫の文字通りの猫可愛が

りぶりに、私はしょっちゅう噴き出している。心配し過ぎず、今は笑っていよう。