ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

担任が生徒を殴る蹴る  

私が小4の時の担任(女性)の話だ。30代後半で既婚、子供はいなかった。

ある日忘れ物をした男女2人の生徒が、教室の黒板の前に立たされた。

そこで担任がいきなり、男子生徒に本気の往復ビンタを2回くらわし、更に

倒れた彼を何度も足蹴にした。

 

彼は真面目な生徒で、立たされた時の態度が悪かったわけではない。

担任の突然の暴力に、皆 声も出なかった。もう1人の立たされてた女の子は、

それを見てガタガタ震えていた。(彼女は殴られなかった)

 

次の時間の授業は、突然自習となった。彼が黙って帰ってしまったのだ。

誰かが教室(2階)の窓の下を指さして「先生だ!」と叫んだので、見ると校門

に向かってグランドを小走りする担任の姿があった。彼を捜しに行ったらしい。

 

皆、分かっていた。担任には何か嫌なことがあって、そのイライラを彼にぶつ

けたのだと。担任がその直後に離婚したことは、中学生になってから知った。

 

先日兵庫県で、柔道部の顧問の教師が、部員2人がアイスを勝手に食べたこと

に激怒して、2人にしつこく柔道の技を仕掛け、1人に背骨を折る重傷を負わ

せた。驚いたことにこの教師、過去にも体罰で3回も懲戒処分を受けていた。

今回は逮捕されたが、学校というところは何故こんなにも処分が甘いのだろう。

 

よく「学校は治外法権」と言われるが、実際、イジメや体罰による登校拒否・

自殺が後を絶たない。それに対する教育的な配慮も大事だが「一般社会と同じ

ルールを適用せよ」という声が上がるのは、自浄能力の無い学校が多いからだ。

 

以前岐阜県で、修学旅行中の高校生が教師に体罰で殺されるという事件が起き

た。昔も今も、生徒は教師からの体罰には無抵抗でやられっ放しだ。良い体罰

なぞ無いが、子供達には、異常な体罰の時は警察に逃げろと教えた方がいい。