「内容」
副題は「超高齢社会を楽しく生きる方法」
「感想」
政治経済から昆虫・科学・社会問題まで、内容は広範囲にわたっており、怖いも
のなしのズバっと厳しい意見が痛快で、時々クスっと笑える。
考えさせられる話が多かったが、その中から気になったものを2つだけ。
1つ目は『特定秘密保護法』についての予測で、
「特定秘密は外国にダダ漏れになっているのにもかかわらず、国民はその事実すら
知らないという倒錯的なことになるだろう。」というもの。
この法律に反対する人は多く、本やネットでも「マスコミを阻害し、国民の知る権利
を侵害」「プライバシーの侵害」「立法・司法機関がチェックできない体制は問題」
等、色々書かれており、その中でも強烈なのが「日本は戦争の出来る国になった」だ。
特定秘密保護法が施行されてから、もうすぐ5年になる。
近隣の国の反日がどんどんエスカレートするのを見ていると、果たしてこの法律は
プラスとマイナスのどちらに動くのか、予測など出来ない私が感じるのは不安だけだ。
2つ目は、
「 動物の糞が都会から一掃されて、何種もの糞虫たちが絶滅に瀕しているという。
糞が転がってる公園も 少しは有りだという寛容さも必要だと思う。 」というもの。
最近言われる「日本人のきれい好きは病的で、それが免疫力低下につながってい
る。」という観点からも、場所を選べば“有リ”だと思うのだが…実現は難しいかな。
この本には、カミキリ虫の小さなイラストが全頁に1匹ずつ描かれていて、本を
パラパラ漫画のように素早くめくると一回転する仕掛けがある。これは楽しかった。