今年に入ってから、喉の奥と食道が詰まった感じでカラ咳も慢性化してきた
ため、先週胃カメラによる検査を受けてきた。
原因は胃のヘルニアで、噴門が開ききっており、唾液も通常より少ないとい
う嬉しくないものだったが、癌じゃなかったのでひとまず安心。
私は13年前にピロリ菌を除去している。
そのすぐ後に胃食道逆流症となり、それから毎朝薬を服用しているが、うっ
かり飲み忘れると必ず胸やけが始まるので、欠かすことが出来ない。
今の病院に変えたのは10年程前で、その時先生から「あなたの場合、私な
らピロリ菌の除去を勧めてません。」と言われた。既に私の噴門は大きく開
いてしまっていたからだ。
ピロリ菌の除去で、胃癌の発生率を減らすことが出来るのは大きなメリット
だが、逆流性食道炎は食道癌になる危険性を高めるという。しかも日本国で
はピロリ菌除去によって少なからぬ人が、逆流性食道炎になっているとか。
胃癌に比べたら食道癌になる確率はずっと低く、長期間の飲酒や喫煙の方が
余程危険なようだが、このようにデメリットもあるので、自分の場合は除去
しても問題がないか、きちんと医者と相談してから決めた方が良いと思う。
暴飲暴食・肥満も逆流性食道炎を引き起こす原因になるそうなので、要注意。
あと、カラ咳は先生のアドバイス通りに、ごく少量の水を頻繁に飲むように
したらかなり減ってきたので、私と同じ症状の人は是非お試しあれ。
現在、若い人のピロリ菌保有者は減っているそうだが、幼児期に口移しなどに
よって感染すると言われてるので、特に小さい子供のいる家庭は気を付けたい。