ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

猫用の手作り酸素室

飼い猫のすず(♀.14歳で病死)が、突然口を開けて呼吸をするようになり、

すぐに病院で診てもらった結果、肺と心臓が悪くなっているということで

そのまま入院。酸素室で過ごす日々となった。

 

丸1カ月 毎日面会に通ったが、一向に良くならないので改めて尋ねたと

ころ、酸素室に居ても良くなることは無いと言われ、家で看ることにした。

 

病院経由で猫用酸素室を購入したが、病院のとは違い小型だった為、広さに

余裕が無くてまるで罰で閉じ込めてるよう。

勿体なかったがそれは物置にしまい込み、自分で酸素室を作ることにした。

 

酸素ボンベの吸入セットは、人間用のものを扱ってる会社と契約し、ボンベは

連休を考慮して3本常備(内1本は買取り)。倒れないよう固定し火気は厳禁だ。

 

①天井付きの犬用ケージ(60×80㎝)を用意。

②天井と周囲を、厚めの透明ビニールテーブルクロスで囲い、太くて強力な透明

 テープで貼り合わせる。(入口だけは自由に出入り出来るようノレン形式に)

③酸素ボンベの上部に付いてる吸入口をケージに差し込み(猫の胸の高さの位置)、

 酸素が漏れぬよう、差し込んだ穴の縁をテープで塞ぐ。

④ケージの床にバスタオルを敷き、空き箱で作った小さ目のトイレを置く。

 反対側の隅に、小さ目の水入れを置く。(トイレの中身は排尿の都度取り換える)

⑤中に温湿度計を吊るし、時々ケージに顔を入れて体感でも確認。(手よりも正確)

 

窓のそばに、息子達が使ってた学習机を2つ並べて木の柵で囲い、その一つに

ケージを置き、もう一つの机の上は遊びスペースとした。

 

すずは時々ケージから出て、遊びスペースに佇んで窓の外を眺めていたが、

吸入口が呼吸を楽にするものだということには すぐに気付いて、息が苦しく

なるとケージに戻って吸入口に顔を近づけて寝ていた。

 

酸素濃縮器を使う時の注意点は獣医から教わり、特に高濃度にならないよう気を

付けて管理した。部屋の温度はエアコンで調節。

酸素室の出入り時に酸素が漏れるが、それでも入院費用よりはずっと安かった。

 

すずは死ぬ前日迄少しご飯を食べていて、酸素室には9カ月間お世話になった。