ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

善意の寄付が迷惑に。

 

 昔、仲間と共にフリーマーケットに出店したことがある。

 

 寄付された品の入った段ボールを開けて、皆で汚れなどをチェックして

いたら、中から古着がグチャグチャに詰め込まれたものが出てきた。

 

 

どうやら、着なくなった服を洗わずにそのまま入れたらしい。

底にあったかたまりは、はき古したトランクスと女性用の下着だった。

リーダーが「気持ちだけ戴きましょう。」と言って、段ボールごと処分した。

 

 

難民や災害のあった外国に、毛布や古着を送るのは無駄という考え方がある。

輸送費と手間を計算したら、近隣の地で調達した方が効率的だからだ。

 

 

困るのが、物資がダブついてせっかくの善意が被災地の負担になったり、

大量の物品の仕分けの為に、本来すべき災害対応に支障が出ることだという。

 

 自治体やマスコミが、リアルタイムでニーズの変化を広報してくれるといい

のだが、難しい面もあるようなので、今はウェブサイトなどで状況を確認し

てから判断するようにしている。