ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

夫(妻)に、家計を任せきりにするリスク。

以前30~40代の夫婦を対象にしたアンケートで、夫が家計を管理している

家庭の方が貯蓄額が高いという結果が出ていた。

 

しかし私の周りでは、これに当てはまらない人が多い。

又聞きも合わせて十人にも満たないが、彼らの共通点は、金融商品の売買で

多額の損失を出してしまったことだ。

 

職業は銀行員や自営業などで、皆さんお金の運用に自信があり、収入も世間

の平均より高い人ばかり。この種の男性は特に自分で家計を管理したがる傾向

にあるそうで、良い面もあるが、しくじった時の痛手が半端ない。

 

慢性疾患で体調を崩しがちになった知人が、ある日彼女の夫にパートを辞め

たいと切り出したところ、「働いてくれなきゃ、家のローンが返せない。」と

言われ、その時に初めて投資の失敗を打ち明けられたという。

 

大事なお金を泡のように消された女房はたまったものではなく、周りからの同情

しきりだったが、実際上記はバブル崩壊の頃の話で、時期も悪かったのだろう。

 

ところで株というのは、勝った人が負けた人のお金で儲けるわけではなく、

売らなきゃ損も得も無い“共同幻想”なのだとか。

しかし “素人の殆どが負け組”と言われる現実を見ると、正に弱肉強食の世界。

やはり、一般の人はお小遣いの範囲内にとどめておくのが無難なようだ。