ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

共働き夫婦の家事分担

日本の共働き世帯は約7割で、若い世代ほどその割合は高くなる。

ところが、共働きでも家事・育児の負担は圧倒的に妻に偏っており、妻達の多くは

疲弊しているという。実際それが原因で、離婚に至ることも珍しくないそうだ。

 

民法には夫婦相互の協力義務が定められており、子育てや家事もこれに含まれるが、

男性には、専業主婦だった自分の母親世代の “家事は女性の仕事” という考え方

を、無意識にあるいは都合よく兼業主婦の妻に押し付けている面があるという。

 

現実に、仕事の種類や役職、長時間労働などで家事どころではない男性もいるが、

中には「たかがパート。 収入の低い方が家事・育児をするのは当然。」と言って、

兼業の妻を“自分の食い扶持も稼いでくる無料の家政婦” 扱いする男性もいるとか。

さすがにここまで酷い人は滅多にいないと思うが…。

 

それでも私ら団塊の世代に比べたら、今時の若い男性はずっと家事・育児に協力的

に見える。以下は25年程前の、私より一回り近く年上の知人の話だ。

 

彼女はまだ仕事をしていて、夫は年金を受給。経済的には何も問題無かった。

悩みの種は夫の性格で、赤の他人から「奥さん、ダンナさんの躾、間違いました

ね。」と言われたことがあるほどの俺様気質。共働きでも家事や庭仕事・育児も全

くしない人だったという。

 

ある日の事。夫から「銀行でお金を下ろして来てくれ。」と言われたが、夫は1日

中自分の部屋でテレビを見ている生活だったので、健康の為にも自分で行くよう

に言ったところ「嫌がらせか!」と怒鳴られたそうだ。

 

彼女は気が弱いわけでは無いので、普段の会話は必要最低限しか無くなっていた

のだが、極め付きは、ある時(家政婦の)お前さえ居れば俺の老後は安泰だ。

薄笑いで言われたこと。私が離婚したいと思ったことは無いの?と訊いたら、

私らの世代、“女は辛抱”が当たり前で…考えたことも無かった。」という答えが。

 

ある調査によると、高齢男性の家事参加率は上昇傾向にあるそうだ。

しかし、まだまだ昔気質の男性は多く、以下のようなケースも。

 

◎長年家族の為に働いてきたのだからノンビリさせろと、ふんぞり返っている。

◎家の事は何もしないのに、妻の家事に細かく駄目出しばかり。

◎夫婦2人の年金で生活出来る筈だと、再就職後の給料を家計に入れず散財。

 

実はこれ、どれも私の知人の夫達の話で、全員私より年下。これでは「死ぬ迄こ

んな生活を送るのは御免。」と、家事の退職宣言をする妻がいても不思議はない。

 

ところで、独身女性が結婚しない理由として、自分の親や周りを見て「ただ働き

の家政婦にはなりたくない」と言う人は結構いるそうで、このご時世経済的に自

立出来るのなら、そう考えても不思議はない。

 

ネットに“家事をしない夫への対処法”というのが載っていた。中には昔から言わ

れる“賢い女は男をおだてて上手に手のひらで転がす”というのもあり、その場合

夫達は薄々勘づいてはいても悪い気はしないらしい。但しこれを仕掛ける場合は、

根底に愛情があることが前提。場合によっては、人を見下してることになるので。

 

ここ迄色々男性に厳しいことを書いてきたが、夫の側にも言い分はあるだろう。

いずれにせよ夫婦の形は様々で、中には「ヘタに家事に手を出してほしくない。」

「〇と△だけやってくれればいい。」という妻も居て、逆に妻は殆ど家事をしない

というケースも。要は、それぞれが納得していることが大事だということだ。