ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

競技スポーツにおける身長差

高1の時バレー部に入り、全日本男子の試合の球拾いをする先輩達と一緒に試合を

見学したことがある。選手達と廊下ですれ違った時、その並外れた背の高さに驚き

「普通の人が、あれほどの長身と戦って勝つのは無理。」と思ったのを憶えている。

 

若い頃と違い、スポーツニュースにも観戦にも殆ど興味が無くなった。自分がスポ

ーツをやらなくなったのもあるが、他にも幾つか理由がある。

まず、中継やニュースで取り上げられるものが偏り過ぎている。“視聴率を取って

何ぼの世界“と言われるテレビ局が、人気の高いものや大きな活躍があったものに

集中するのは、当然かもしれないが。

 

次に思うのは、殆どの競技は一部を除いて身長が高い方が有利ということだ。

例えばバレーボールのネットの高さは、年代や性別で定められているが、個々の身

長は考慮されないので、同じくらいの技術力で身長の平均が20cm違うチームが

対戦した場合は、圧倒的に高い方が有利だ。

 

中でもバスケットやバレーの男子は、190cm台が殆ど。私は、身長が2mを超える

バスケの選手が楽々とシュートをしたり、バレーの選手が高い位置から強烈なスパ

イクを決めた時は素直に凄いと思うが、もしこれが彼らの身長に合わせてゴールや

ネットを高くしていたら、ああはいかないだろう。

 

自分も何らかのスポーツをしていた20~40代の頃は、体育館で他のスポーツをす

る人のことを見る機会も多く、たまに男女問わず目を見張るほどの上級者を見かけ

ることがあった。でも小柄な体格の人の場合は、大きな大会の選手に選ばれること

はあまり無かっただろうと思う。

 

柔道やレスリングなど、体重別階級制を導入している競技は沢山ある。

これは、体重差による不利を解消するために体重の近い選手同士を対戦させるルー

ルで、特に格闘技の場合は選手の安全性も考慮している。

(体格差があり過ぎる対戦は大怪我をすることもある。)

 

対して、身長別階級制を取り入れてる競技はほんの少ししかない。プロの世界なら、

それで構わないと思う。しかしアマチュアの競技であっても、いまだに身長別階級

制が導入されないは何故だろう。 以下はその理由として挙げられていた一部だ。

・身長の有利さは重要だが決定的とは言い切れない

・公平性を保つのが難しい 

・試合の組み合わせや運営が複雑になる        

 

しかし、大きな大会で体重別階級制の選手たちの活躍を見ていると、球技にも身長

別階級制を取り入れたら(個人対戦の格闘技などとは違って難しいとは思うが)、身

長で落とされていた人にも活躍する場が出来、その競技を続ける人も増えるだろう

に…と思ってしまう。

 

ネットに“身長別”を実践している人達の記事があったので、以下に2つ抜粋。

大阪府学生バレーボール6人制身長制優勝大会 

趣旨…「背の高い選手が有利とされるバレーボールにおいて、普段は出場機会が

    少ない小柄な選手にも経験を積んでもらうことを目的としています。こ

    れにより、競技人口全体の底上げを目指しています。」

 

兵庫県バレーボール大学男女身長制大会

趣旨…「身長が低い選手も活躍できる場を提供することで、バレーボール競技へ

    の参加を促し、県全体の競技力を高めることを目的としています。」

 

他の競技にも、このような大会が広まればと思う。