[内容]
マスコミからは得られない情報を提示して、主に“金・人事・歴史”の視点から国内
外の出来事の真実と裏側を明らかにしている。
[感想]
著者は国際ジャーナリスト。著書多数。
以前から巷で言われていることだが、著者も以下のように断言している。
「災害や芸能ニュース、政治家のスキャンダルなどでニュースが一色になった時は、
かなりの確率で怪しげな閣議決定がされていたり、問題法案が国会で通過してい
る。」
本書では、原発・防衛費の財源・裏金・コロナワクチン・マイナカード…他様々な
ことに焦点を当てて解説されている。以下に、国内外に分けて幾つか抜粋。
(国内)
・「太陽光パネルの固定価格買取制度により、今や日本は国土面積に対する太陽光
パネル設置率と発電量は世界一で、メガソーラーの為に貴重な自然が破壊されて
いる。」 この他に廃棄処理の問題と、災害に弱いことも指摘。
・「2018年に“水道施設の老朽化・人口減少に伴う水需要の減少”などを理由に水道
法が改正され、民間事業者が施設の運営業務を行うことが出来るようになった。」
本書では国内外の水道民営化によるトラブルが紹介されているが、日本でも既に
外国の企業が参入しており、著者は水資源を外国に押さえられる可能性を危惧。
・「防衛費増額分の財源を捻出する手段として検討されているNTT法の廃止問題。」
この他、外国人による日本の土地の活発な買収、農業基本法改正等々、外資参入
による懸念事項が多数挙げられている。(日本はあらゆる面で締め付けが緩い。)
(国外)
・「イスラエルによるガザ地区の徹底した破壊とジェノサイドは、宗教や民族対立
の問題として解説されているが、実は1999年にガザ沖で発見された天然ガスが
大きく影響している。」(戦争の裏側は、金の流れと出口を見ると一目瞭然。)
・「ウクライナは国際復興開発銀行から多額の融資を受けているが、日本はその連
帯保証国となっている。しかし、現状ウクライナに返済の見込みは無い。」
・「SNS大手は、特定のアカウントの凍結や投稿の削除をしており、政府の指示に
よる検閲も行われている。」
以下に、特に心に響いたことを2つ。
「80年代以降、金融業界が製造業を追い越して、自らをマネーの神様と呼ぶよう
な人々が政治を動かすようになり、〈今だけ金だけ〉の支配が暴走したことで、
アメリカは滅びの道を走り始めた。」
「食の危機を乗り越えるためには、その土地の風土にあって、どんな異常気象に
も負けない安全で質の良い『在来種子』の保護と活用が不可欠。」
本書は見方が偏っていて陰謀論に近いとする意見もあるが、「情報を鵜呑みにする
のではなく一度自分で考えることが大切。」という著者の言葉は、どんな事にも当
てはまると思う。