4カ月ほど前のこと。夜10時頃に用事を終えた孫娘が、1人で車を運転して帰る途
中で、片側一車線の道路の真ん中をフラフラと歩く犬と遭遇した。
このままでは事故に遭うと思い、すぐに車を止めて保護。直後に警察署に電話して
犬と一緒に警察官の到着を待った。
警察で預かってくれることになり、首輪をしているので飼主はすぐ見つかると思う
と言われたが、「保健所に行くことになったら、その前に電話を下さい。」とお願い
して帰宅。
警察から何の連絡も無いので、4日目に電話で確認したところ、既に保健所に収容
されています…という言葉が。驚いて、このまま飼主からの連絡が無かったら引き
取りますと伝え、結局数日後には家族みんなで保健所に迎えに行った。
その足で犬猫病院に行き、診察の結果分かったことは、
柴犬のメスで年齢は10才位。避妊手術は施されておらず、おっぱいに腫瘍がある。
痩せ細っており、多分捨てられたのだろうとのこと。
数日後には息子夫婦ともう一人の孫娘が、犬を保護した付近の家をあちこち情報を
求めて回ったが、誰からも「知らない。」と言われ、新たな飼主も見つからず結局
は自分達で飼うことに。
飼い始めて1か月半後には、慣れて体力もついてきたので、避妊と腫瘍の手術をし
たが、嬉しいことに腫瘍は良性だった。
先月三男と一緒に、この子に会いに次男宅に行って来た。
室内飼いする予定だったが、先住猫達の拒否反応が強かった為、取り敢えず車庫と
一体型の広い物置にハウスを作って、繋いで飼われていた(冷暖房完備)。
繋いでると言っても、庭に長い紐を張ってその分は自由に移動できるので、大半は
庭の芝生の上で遊んだり、まったりしていたり。
若見えする可愛らしい子で、その様子を見ているだけで自然に笑みがこぼれた。
次男宅には元々猫が1匹いたが、この1年の間に、更に3匹の猫と1匹の犬を保護
したことになる(その内1匹がうちの子になった)。
捨て犬猫を見つけた時、動物に心がある人ほど「困った…。」と悩み、しかし殆ど
の人がやり過ごす。勇気を出して犬を保護した孫娘には、心から有難うと言いたい。
この犬は家族みんなに可愛がわれており、遊び相手や散歩・世話も協力している様
子は嬉しい限りだが、やはり一番大変なのは息子の奥さん。彼女には感謝しかない。
犬猫を殺傷するのは勿論、捨てることは罰則もあるれっきとした犯罪だ。
又、保健所に持ち込むことは、法律で罰せられることは無くとも、直接手を下さず
に殺すということ。ごく少数だが、広島のピースワンコ・ジャパンをはじめ、保健
所の犬猫の救済に尽力している人達もいるが、いたちごっこだという。
人間は食用を始め様々な方法で動物を利用しているが、だからと言って動物の命が
人間より軽いわけではない。「我が子には思いやりのある人間になってほしい。」と
言いながら、行動の伴っていない親を見て子供は何を思うだろう。