以前住んでいた家に引っ越してすぐの事。
婦人会の案内が来たので出かけたところ、出席者は年配の女性が5~6人のみ。歓
迎ムードで「蛍さんみたいな若い人にも、どんどん参加してもらわなければね。」
と言われた。
約1カ月後、会長と副会長が家に来た。そして「婦人会を存続させるために皆さん
のお宅を回ってます-(略)-こちらに署名と印鑑をお願いします。」と言って用紙を渡
された。べつに反対する理由も無いので署名捺印したが、実はつい先日近所の奥さ
んから、婦人会をやめたがってる人が多いと聞いていた。
理由は幾つかあるが、一握りしか居ない農家への不満も大きいようだった。
・古くからの農家の力が大きく、役員は年に何回か農協の行事まで手伝わされる。
・年に数回の草取りの時に、(一般の人は通らない)田んぼの畦道までやらされる。
結局、脱退希望者が多くて婦人会は解散になったのだが、昨今は全国的に本体であ
る町内会そのものを脱退、あるいは最初から入会しない人が増えているという。
主な理由は、持ち回りで強制的に役員をやらされ、全員参加の草刈りやゴミ置き場
の清掃当番が負担…等。
そもそも町内会は任意の団体であり、基本的に加入は強制ではない。
しかし加入しないことで、ゴミ捨て場の利用を拒否されるなど、全国で様々なトラ
ブルが発生しており、村八分のような扱いを受けたという話も珍しくない。
私の住む団地の場合、新興住宅街なので昔からのシガラミは無いが、役員と班長の
仕事、草取りや清掃など住民参加の仕事は他所に比べて多いようだ。
しかし町会費は引き落としなので集金の必要はなく、行政のお知らせは一部ネット
で配信され出している。又、コロナ禍が切っ掛けではあるが、団地のお祭りが無く
なり(これはちょっと残念)、他に縮小されたものも幾つかあるので、以前よりは楽
になっている。
下記も、冒頭に書いた家に引っ越してすぐの時の話だ。
地区の役員が、“公民館の負担金”の説明に来た。公民館は何十年も前に建て替えら
れたものだが、全ての住人が建築費を負担することになっており、それは新しく引
っ越してきた人も同じだと言う。
少し驚いたが、問題は自宅の土地の広さに応じて金額が決まると言われたこと。
我家の場合田んぼ1反程の広さだった為、数十万円も支払うことに。
理不尽だと思ったが、終の棲家のつもりで引っ越してきており、来て早々地元の人
とトラブルは起こしたくなかったので黙って支払いをした。
(役員さんは「昔からの決まりなので…。」と気の毒そうな顔をしていたが。)
万が一の災害の時を考えると、町内会にもそれなりの役目はある。
しかし昔ながらのやり方をそのまま引き継いでいる地区は多く、その為に存続を難
しくしている面がある。
私ら高齢者はもうすぐいなくなる。慣習にとらわれず思い切って必要な事だけ残し
て、若い世代のライフスタイルに合わせた改善をした方が良いと思うのだが。