ヘルメット治療とは、頭の形に歪みのある赤ちゃんにヘルメットを装着して、頭の
形状を改善させる矯正治療のことで、45年ほど前にアメリカの医師が考案。
日本では2007年頃から取り入れられ、徐々に扱う病院が増えているという。
赤ちゃんの頭は柔らかいため寝る姿勢の影響を受けやすく、いわゆる“絶壁”や左
右の形が少し違うということは珍しくない。ある調査結果によると、生後1ヶ月の
子の半数に歪みがあったそうだが、殆どの子は成長する過程で整ってくるという。
それでも「自然に治らなかったら?」と心配する人には、“体位変換”がお勧めだ。
※体位変換=この場合は、寝ている赤ちゃんの頭の向きを時々変えてあげること。
実は三男は赤ん坊の時、常に頭を同じ向きにして眠る子だったので、私は頭の形が
歪むのを心配して、1日に何回か眠っている息子の顔の向きを変えるようにしてい
た。また寝かせっ放しにはせず、ちょくちょく抱っこするようにもしていたが、そ
れでもやや“長頭”気味に育った。
3才の時に一度、ヤンチャな次男から「長チョロ~。」とからかわれているのを目撃
したことがあるが、知人に「欧米人型の頭の形でカッコいいね。」と言われたことも
あり、特別気にするようなことは無かった。ところが頭髪で気付かずにいたが、小
学校に上がる頃には平均的な日本人の頭の形になっていて、ちょっとビックリ(笑)。
ヘルメット治療は、家庭で毎日体位変換をしていても歪みが酷い場合に、心配な親
が病院で診てもらって、医師と相談して判断するのだという。
治療方法の解説には「頭の平らな部分にヘルメットで空間を作り、赤ちゃん自身の
頭蓋成長を原動力として、丸みを帯びるよう成長を促す。」とあり、頭の形の柔らか
い生後3~7カ月前後に治療を開始するのがベストだそう。
ヘルメットは本人の頭の形に合わせたオーダーメイドで、治療開始前に3Dスキャナ
ーなどで頭の形を計測し、1日23時間、週に一度微調整しながら2〜6カ月間ほど装
着を続ける。
この治療による発達への悪影響や後遺症などの報告は無いが、時期によってはあせ
もやかぶれが出来ることがあるので、こまめなケアが必要だとか。
ちなみに保険の適用外なので、費用は35~60万円ほどになるという。
私も三男で経験してるので、親が子供の頭の形を心配する気持ちはよく分かる。
しかし、(例えば)日本人には“絶壁頭”が多く、それは寝かせ方の問題というより遺伝
の要素が大きいそうで、見方を変えればそれも個性と言える。
あと、坊主頭にでもしない限り、見た目は髪型でどうにでもなるものだ。
極端な歪みの場合はヘルメット治療もありだが、気にし過ぎは子の為にならない。
ある人が医師に相談したところ、「ヘルメットは必要無いです。極端に頭の形が歪な
人を見たことがありますか?」と言われたという。この言葉は、私の腹にもストン
と落ちた。