[内容]
薬のリスクと、健康に生きていくために有効な27の習慣を解説。
[感想]
前半は薬とその副作用・免疫力などの説明で、著者は現代の医療は数値の操作と
新たな薬の投与によって、“病人”が生み出されている状態だと語る。
身体にとって薬は異物であり、薬で数値が下がってもそれは“治癒”ではないとも。
日清・日露戦争の時に「脚気(かっけ)は食事が原因である」という説を認めなか
った医者のプライドのために、陸軍では大勢の兵隊が亡くなったという(今では)
有名な話があるが、このような逸話と共に、エイズ、サリドマイド、スモンなど
様々な薬害についての解説が続く。
毎日何種類もの薬を飲んでいる人には、読むほどに心配になるような内容だが、
かといって「はいそうですね」と勝手に薬を止めるわけにもいかない。
私も毎日5種類の薬を服用しているが、例えば胃食道逆流症の薬はうっかり飲み忘
れると、キリキリと胸やけが始まるので普段は薬で症状が抑えられていることが
分かるが、他の薬はどう効いているのか確かめようが無い。しかし又脳梗塞を起
こすのは怖いので、結局薬はリスクのあるものとして飲み続けるより仕方がない。
中には独断で薬を止めるツワモノもいるが、この程度の持病の場合は、皆さん大
体似たような気持ちで薬と付き合っているようだ。
後半では本書の半分以上の頁を割いて、薬に頼らず健康的に暮らすための生活習
慣が教示されている。食事や呼吸、エクササイズ等殆ど定番の内容だが、改めて
読んでみると私自身、意外と出来ていなかった。
又、ある程度健康でなければ出来ないものも多く、老身には遅きに失した感もあ
るが、その中からこれなら出来そうだと思ったものを3点だけ。
◎免疫力を高め、自然治癒力が発揮されるよう、自分の体に感謝し信じる。
◎ここを鍛えるぞ!と意識すると、その部分が集中的に動くようになる。
◎言霊を大切にし、“ありがとう”をはっきりと言葉にして脳に伝える。
殆ど精神論に近く一見不毛な努力で終わりそうに見えるが、強く信じて願い、感
謝することで何かが好転することがあるのは本当なので、やってみる価値はあり
そうだ。