30代前半の時のこと。九州の夏は陽射しが強いのできちんと日焼け止めを塗って
いたのに、秋には帽子で隠れてしまうおでこ以外、顔中シミだらけに。
新聞に載っていた記事で、原因はすぐに分かった。「日焼け止めで顔に濃いシミが
出来る被害が-(略)-前年に開封した日焼け止めの残りは使用しないで下さい。」
最近ネットで『ボートに乗っていて顔に化学熱傷(薬品による熱傷)を起こした』
という米人女性の写真を見たが、これも日焼け止めが原因だという。
化粧品など顔に使うものによる被害は結構多く、以下に日本で起きた有名な事件を
2つだけ。
◎『(旧)茶のしずく石けん事件』(2004年)
肌から小麦成分が吸収され、2,000人以上が小麦アレルギーを発症した。
ちなみに被害者は、元々は小麦粉アレルギーではない人達だった。
◎『カネボウの美白化粧品で“白斑”に』(2013年)
白斑とは皮膚がまだらに白くなることで、被害者は15,000人以上にも上った。
化粧品に含まれる食物成分を皮膚から繰り返し吸収すると、その食品に対するアレ
ギーを発症するリスクがあるそうで、小麦粉をはじめ大豆、乳、ピーナッツなどを
化粧品成分としているものは、子供には使用しない方が良いと言われる。
その他、個人輸入や初めて使う化粧品でのトラブルも多く、中には定期購入の契約
にしていために、金銭トラブルになった人も。
最後に、化粧品の動物実験について。
世界では医薬品などの動物実験のために、毎年何千万匹もの動物が殺されており、
その内50万匹が化粧品のためだという。
動物に対する倫理的配慮から、現在は42の国で化粧品の動物実験を制限または禁
止しており、日本にも動物実験を行わない化粧品会社はあるが、まだほんの一部で
国としての法規制も整えられていない。
つまり、化粧品の一番の被害者は他の誰でもない、動物だということ。
「私たち消費者が動物を犠牲にしない化粧品を選ぶことが、動物実験根絶の大きな
後押しとなる。」…これはずっと以前から言われている言葉だ。改めて心したい。