ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

挨拶をしない人

以前ムク(飼犬)が元気だった頃、近所では今より犬を飼っている人が多く、散歩

中に出会えばちょっとした立ち話をするようになった人も何人かいた。

 

先日、今は別の犬を飼っている当時の犬の散歩仲間が、「今の若い人たちは犬の

散歩ですれ違う時に、挨拶どころか目も合わせない人が多い。」と言っていた。

私も最近1人で散歩をするようになってから同じことを感じており、でもまあ赤

の他人だし、今の時代こんなもんかと思って目の合った人とだけ挨拶を交わして

いる。

 

ただこれが職場だと話は違ってくる。挨拶を交わすのは社会人として当然のマナ

ーだが、挨拶を無視する上司は珍しくないらしい。大人げない人間だとは思うが、

もし自分に落ち度があった場合は、暫くは辛くとも挽回するよう頑張るよりしょ

うが無い。

 

しかし誰にでもそんな態度の上司だったら、気に病んだりせずにこれも仕事と割り

切って挨拶を続ければいい。但しどう考えてもいじめだと思われる場合は、しかる

べき人に相談するか、埒が明かない場合は病む前に転職するのもアリだ。

ちなみに国の指針では、上司の挨拶の無視も「パワハラ行為」に該当するそうだ。

 

では私生活でこういったことが生じた場合は、どうしたら良いか。

この手の人生相談は結構多くて、代表的な回答は「相手と同じレベルに落ちないた

めに、たとえ無視されても挨拶を続け、気に病まないことです。」というもの。

 

私も近所の老夫婦に難癖とも言える理由で嫌われ、挨拶を無視され続けたことがあ

る。いっ時悩んだこともあったが、あちらは共働きで平日の日中は留守だったので、

こんな事くらい…と言い聞かせてやり過ごした。

 

ところがある日のこと。いつものように挨拶を無視された時に、何故か深いため息

が出て「こちらは8年間も挨拶を続けた。もういいだろう。」と思い、次回からは

挨拶をしないことに決めた。要するに私はキレたわけだ。

 

で、それを実行したら、驚いたことにその次に顔を合わせた時に、10mは離れてる

場所から奥さんに笑顔で挨拶されて、目が点に。

ケンカをするつもりは無いので、とりあえず私も会釈を返したが。

 

更に驚いたのがその半年後。奥さんの方から「もうすぐ引っ越すんですよ。」と話

しかけてきて、その1週間後にはダンナさんが、同じ班だった我家にも転出の挨拶

に来た。

 

急な引っ越しの理由として考えられることは幾つかあったが、本当のところは分か

らない。その家はすぐに売りに出されて、今は別の人が住んでいる。

終わり良ければ全て良しとは言わないが、でもまあ、最後の方だけでも無視されな

かったのは良かったのかも知れない。