ほたるBBの 絵と 本と 雑感日記

60代後半に再開したお絵描きと、読書の備忘録。考えさせられたことなども綴ります。

家族の借金の返済義務

先日思いがけなく、20年ほど前知人(Aさん)に貸したお金が戻ってきた。

Aさんがお金に窮した原因は、父親が消費者金融からお金を借り、その督促状が

Aさんのもとに来たのでやむを得ず肩代わりした…というものだった。

 

詳しい事情は聞いていないが、もし父親が勝手に子供を保証人にしていた場合、

一度でも返済に応じてしまうとその後の返済義務は肩代わりした人に移ってしまう

ので、こういう時はたとえ親子でもキッチリ断った方がいいと言われる。

 

いずれにせよ、Aさんにやっとお金を返す余裕が出来たことと、貸す時に「ある時

払いの催促無しで。」とは言ったが、月日が経ち過ぎて踏み倒されたと思っていた

ので、彼がそんな人間では無かったことも嬉しかった。

 

ちなみにAさんは(元)夫の知人で、お金は夫に返されたのだが、元々は家庭用の財

布から出したものだからと、夫から息子を通して私の所に運ばれてきた。

最初、そんな大金(私にとって)は受け取れないとお断りしたのだが、息子の助言も

あり自分の為には使わないと決めて預かることにした。

 

他にも身内の借金に泣かされた人を見てきたが、中には配偶者に内緒の借金が原因

で離婚した夫婦も何組かいた。その内の1人は、結婚前から借金癖があったことが

後で分かり、しかも婚姻中の借金は“生活費・養育費・医療費などにも使われてい

た場合は夫(妻)にも返済の責任が及ぶ”ということで、離婚だけでは済まない話にな

っていた。

 

最近ネットで目にするようになったのが、奨学金の返済残高が高額だったため、そ

のことが結婚の延期や破談につながったという話しだ。

 

本人が結婚後も自分の稼ぎから返済するという覚悟があるのなら、認めても良さそ

うなものだが、結婚には衣食住・車のためのお金がかかり、子供が生まれれば更に

お金が必要になる。アクシデントが生じることだってある。

人生の先輩でもある親が、「結婚しちゃえば何とかなるだろう。」という甘い考え

の人との結婚に“待った”をかけるのは当然だろう。

 

労働者福祉中央協議会の調査によると、2024年度大学卒の奨学金利用者率は45.2%

で、奨学金の平均借入総額は344万円。

返済期間は平均15年で、奨学金の存在が結婚に影響していると答えた人は37.5%に

ものぼるという。

 

皆それぞれに事情があり、結婚する当人がお互いに納得しているのなら、一緒に奨

学金を返していくのは全然問題ないと思うが、そのことは双方の親にはきちんと話

しておいた方がいいと思う。

 

借金を隠して結婚するのは不信感を持たれる原因になり、奨学金もまた、れっきと

した借金なのだから。